7選手トレードでソト獲得も15年ぶりWS制覇逸 ヤンキースGMは誇り「後悔ない」「全力を尽くした」
ヤンキース・キャッシュマンGMが発言
米大リーグのヤンキースは、ワールドシリーズで1勝4敗でドジャースに敗れ、15年ぶりとなる世界一を逃した。シーズン終了後にはア・リーグ制覇に貢献したフアン・ソト外野手がフリーエージェント(FA)に。WSを戦ったドジャースらが興味を示していると伝えられているが、ブライアン・キャッシュマンGMは米紙に対し、ソトの獲得に「後悔はない」と語っている。 【動画】「認知度ぱねぇ」 ヤ軍選手らに握手を求められた大物日本人が交流する実際の動画 米紙「USAトゥデイ」は、「『後悔はない』:ヤンキースGM、ブライアン・キャッシュマンがワールドシリーズでの熱戦に反論」という見出しで、キャッシュマンGMの談話を紹介している。 記事によると、「ヤンキースは今後、フリーエージェント(FA)とトレード市場、特にフアン・ソト外野手に注意を向けるであろう」とソトの去就に注目。キャッシュマンGMが、ソトの代理人のスコット・ボラス氏に「いつでも話す用意がある」と伝えたと報じている。 キャッシュマンGMは、ソトとの交渉について「我々は彼が会いたいと望むなら何度でも会うつもりだ」と明言。「我々は彼を引き留めたいと思っている。彼もそれを知っている。でも、彼がすべてのカードを持っているから。それがどの方向に行くのかいずれわかるだろう……」とし、「彼は世代を代表するような才能の持ち主だから、契約するのは大変なことだとわかっているよ」と、慰留の難しさについて語っている。 また、記事ではボラス氏サイドが7億ドル(約1075億円)前後を要求していることもあり、ソトの慰留に失敗した場合ヤンキースは、その資金でアレックス・ブレグマン内野手(アストロズ)やクリスチャン・ウォーカー内野手(ダイヤモンドバックス)の獲得を目指すと報じている。 一方キャッシュマンGMは、23年オフに獲得したソトに対し「たとえ1シーズンだけになったとしても、彼を獲得するためにサンディエゴ・パドレスと7選手のトレードをしたことに後悔はない」と主張。「魔法のように素晴らしい挑戦だったよ。少なくとも、24年に挑戦するためにトレードで彼を獲得したことは本当に誇りに思う」と、獲得を正当化した。 最後には「ワールドシリーズに勝つために全力を尽くした。ワールドシリーズに進出した。優勝はできなかった」と悔しがった同氏だったが、「でも、この行動に後悔はない」と改めて強調していた。
THE ANSWER編集部