暗号資産におけるインデックス投資の台頭
機関投資家の間での人気の高まり
不必要なリスクを負わずに暗号資産に参加する方法を求める機関投資家が増えている。暗号資産に特化したインデックスファンドやETF(上場投資信託)は、魅力的な選択肢として浮上している。当社でもこの傾向を経験しており、個人および機関投資家の顧客の30%が、暗号資産インデックスファンドを通じてポートフォリオを分散することを選択している。
投資家の目標に合わせたインデックスの調整
暗号資産インデックスファンドは、特定の投資目標やリスク許容度に基づいてエクスポージャーを調整できる。インデックスファンドのなかには、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)のような大型暗号資産のみに焦点を当て、確立された資産の安定した基盤を提供するものもある。また、分散型金融(DeFi)や新しいブロックチェーンプロトコルのような高成長セクターを優先するインデックスもあり、リスクが高まると同時に、価格上昇の高い可能性を提供する。 適切なインデックス戦略を選択するには、原資産と市場ダイナミクスを詳細に理解する必要がある。分散されたエクスポージャーは、ポートフォリオのリスク調整後リターンプロファイルを向上させることができるが、インデックス構成のニュアンスは投資家の広範な戦略と一致させるべきだ。 インデックス投資は、暗号資産市場の成長を利用しようとするプロの投資家に、戦略的でリスク管理されたアプローチを提供する。分散されたエクスポージャーを提供し、運用の複雑さを軽減し、暗号資産エコシステムへのコントロールされた参入を提供することで、インデックスファンドとETFは暗号資産分野を探る人々にとって貴重なツールになりつつある。 |翻訳・編集:廣瀬優香|画像:Ryoji Iwata/ Unsplash|原文:The Rise of Index Investing in Crypto
CoinDesk Japan 編集部