返り咲きの“トランプ氏”に拉致被害者家族から期待の声「抜本的な改善と前進へ」 前回就任時には金正恩総書記に拉致問題提起
アメリカ大統領選で勝利したトランプ氏。北朝鮮による拉致被害者の家族は、米朝首脳会談で拉致問題を提起したトランプ氏に期待を寄せています。 「60歳…信じられない」13歳で北朝鮮に拉致された横田めぐみさんが還暦に…再会に懸ける母と同級生の思い 11月7日、都内で開かれた集会で横田早紀江さんは、娘のめぐみさんに直接思いを伝えるよう促される場面がありました。 【横田早紀江さん】 「必ずその日がくることをお母さんは信じていますから、皆さんと一緒にいつも祈っていますから、どうか元気で病気にならないで元気でいてくださいね」 映像が北朝鮮に届くことを願い、声を張った早紀江さん。 被害者家族は日本政府と同様、期待を寄せるのがアメリカ大統領選で勝利したトランプ氏の存在です。 トランプ氏は最初の大統領就任時、米朝首脳会談で金正恩総書記に拉致問題を提起したほか、拉致被害者家族とは2度、面会しています。 【トランプ氏(前回就任時)】 「一緒に取り組んで、皆さんの家族を帰国させるように頑張りたい」 【横田早紀江さん】 「私たちはトランプ大統領を信頼して、どうかよろしくお願いします」 横田めぐみさんの弟で家族会代表の拓也さんは、トランプ氏が再び大統領に就任することについて「政権交代により、拉致問題の抜本的な改善と前進につながることを期待する」とコメント。 問題の解決に向けては日本政府が主体的に動くことはもちろん、金正恩総書記と直接会談した経験を持つトランプ氏との連携も重要な意味を持つことになりそうです。
NST新潟総合テレビ