なぜ返還ではなく共同使用?一等地に米軍の未使用住宅が102戸も!広場として開放するも…
地元の人にも知られていない広場
緑地ひろばにはソフトボール場や遊歩道があり、午前7時から午後7時まで自由に利用できるが、地元の方にもあまり知られていないようだ。 地元住民の男性: 分からなかったですね、入れるとは 地元の高校生: 全然知らなかったです。ボールとか使って友達とサッカーとかいろんなことできそうですね その要因として考えられるのが… 沖縄テレビ 大城良太アナウンサー: 緑地ひろば入り口のゲートは開放されていますが、そのすぐ横には警告、立ち入り禁止と書かれた看板がいまだに設置されていまして、中に入るのを躊躇(ちゅうちょ)するかもしれません 沖縄防衛局 森広芳光 企画部長: 物々しさを感じられる部分があるのであれば、そういうところは工夫をしていきたいと思っています いっぽう、ロウワー・プラザの地権者は円滑な跡地利用に向けて早期の返還を求めている。
企業誘致に動きたい地権者会
ロウワー・プラザ住宅地区の地権者会の会長を務めている吉村正夫さんは、「いつ返還され、いつから本格的に利用できるかまだ何も決まっていないので、早くそちらを決めてもらいたい」と切望している。 返還後の跡地利用については、地権者会が主体となって地元自治体などと協議し、企業を誘致していく予定としているのだが進まない実情がある。 地権者会 吉村正夫会長: 結局いつ返還されるのかスケジュールが決まらないと、企業誘致といってもみなさんが手を挙げていただけるかどうか、なかなかわからないです 吉村さんは一般開放された事については、返還後の街づくりがイメージしやすくなると評価する一方、公園として定着すると返還が遅れてしまうのではと懸念している。 地権者会 吉村正夫 会長: 現実問題として、企業誘致とかここの地権者の土地利用というのがやりにくくなると、「せっかくの公園をどうして潰すんだ」という話になっても困るということですね 吉村さんは地域の発展に貢献するためにも、早期の返還を求めている。