可愛い!北海道犬の子犬が4匹産まれた~ 貴重な国の天然記念物の北海道犬を守り続ける想いとは・・・
HTB北海道ニュース
「北海道犬」という犬種をご存知でしょうか。 その「北海道犬」の血統を守り続ける男性のもとにまた今年も新たな命が誕生しました。 井元小雪記者「いた!かわいい!小さい!」 梅本博さん「(Q今回何頭生まれた?)4頭です。全部オスです」 カメラにも容赦なしの子犬たち。 国の天然記念物に指定されている「北海道犬」です。 井元小雪記者「手がこうなってる・・・」 梅本博さん「最近抱かれるの嫌いで抵抗するQきょうは?きょうおとなしい」 井元小雪記者「おとなしいですね。」 梅本博さん「どうしたんだべか。猫かぶってる」 井元小雪記者「犬だけどね笑」 北海道犬を育て続けて半世紀。
札幌に住む、梅本博さん79歳。 梅本家で暮らす7頭の成犬をここでご紹介! 「阿久媛(あくひめ)」「阿希雄(あきゆう)」「純有牙姫(じゅんゆうがひめ)」「蝦夷雄(えぞゆう)」「北勇女(ほくゆうめ)」「純優女(じゅんゆうめ)」「北海純女(ほっかいじゅんめ)」。 子犬のお父さんは「阿希雄(あきゆう)」。 お母さんは2度目の出産、「純有牙姫(じゅんゆうがひめ)」です。 みんなちょっと難しい名前ですが、その秘密は後ほど!この北海道犬、もともとは・・・ 梅本博さん「本当は狩猟犬です。クマ猟犬です」 古くからアイヌの人々の狩猟の手助けをしてきた、北海道犬。 「アイヌ犬」とも呼ばれていました。
現代でも、ヒグマと対峙して威嚇する能力などを競う競技会があるほど。 梅本博さん「Qそれは?子犬の先祖までわかる血統図です。昭和2年生まれの、阿久がここ」 現存する北海道犬・千歳系のルーツになったといわれている「阿久(あく)」。 梅本博さん「この胸の広さとかが特徴的。野山駆け巡ってクマ猟犬だからこういう体型じゃないと耐えられなかったのかなと」 この阿久(あく)から続く血統の犬の中に、梅本さんの人生を変えた犬がいました。 梅本博さん「北海猟王(ほっかいりょうおう)を見てから犬の見方が変わって。絵になる犬という風に犬を見るようになった。これがその要素をたくさん持っていて、動作が機敏で狭い犬舎のなかでも回るのが早くて」 「北海猟王(ほっかいりょうおう)」。 阿久(あく)から数えて15代目。