韓国ブランドの強さとは?(2024年4月29日&5月6日合併号)
村上:原価率は日本のブランドより低く、その分マーケティング費用に充てる。ラグジュアリーブランドと同じような利益構造なのかもしれないですね。着こなしの正解やターゲット像を提示せず、解釈の余地を残すのも上手いですよね。
本橋:「マルディメクルディ」のマーケティング責任者は「ペルソナを特定しない」ことを大事にしているそうです。日本のブランドは「見えないところ」にこだわりがちですが、韓国は「見えるところ」にお金をかける。お互いに学べる部分がありそうです。
村上:一方で韓国版「WWD」のエディターは、「長く育てる姿勢や、ヒストリーがある日本のブランドはすごい」と語っていました。日本市場に参入するブランドも増えているので、どういう闘い方をするのか楽しみです。