7日のローマダービーを前にローマのダニエレ・デ・ロッシ監督が語った(C)Getty images

【欧州・海外サッカーニュース】ローマのダニエレ・デ・ロッシ監督が、日本時間7日のセリエA第31節ローマ対ラツィオ戦の前日会見に出席し、意気込みなどを語った。 【動画】鎌田大地が途中出場のローマダービーはスコアレスドロー

今シーズンのセリエA8試合を残し、52ポイントで5位につけるローマ。UEFAチャンピオンズリーグ（UCL）出場権争いが佳境に入る中、ライバルの7位ラツィオとのローマダービーを迎える。ローマの生え抜きであり、現役時代から幾度となくダービーを戦ってきた指揮官のダニエレ・デ・ロッシが記者会見の席で語った。 「監督としてのダービーは大きく変わるだろう。現役の最初の頃、緊張してピッチに入り、苦しんでいたことを懐かしく思い出すよ。その後は年を重ねてうまくコントロールできるようになり、現在はかなり穏やかに過ごすことができる」 「ダービーは、その後への影響が通常の試合とは異なるだけに、あらゆる準備をしなければならない。だが選手たちは落ち着いているように見える。良いアプローチをしていて、良い取り組みができている。意気込みもちょうどよいくらいだ。最近のダービーで良い成績を収めることができていないが、選手たちにはリベンジへの意欲がある。ただ、度を超すことなく、冷静さを保たなければならない」 対戦相手のラツィオは、指揮官がマウリツィオ・サッリからイゴル・トゥドルへと交代したばかり。システムが変更され、前体制下でベンチを温め続けたMF鎌田大地が再評価されるなど、未知数の部分が多い。デ・ロッシは、クロアチア人指揮官に対するリスペクトを示しつつ、警戒感を強めた 「私もトゥドルもシーズン途中から指揮官に就任し、練習時間が少なかったことは共通している。しかし彼は明確なアイディアを持った重要な指揮官であり、非常に頭が良い。彼のことは尊敬している」 「ラツィオに関して仮説を立てるための材料はほとんどない。自分たちのプレーに集中するべきだろう。トゥドルのプレーの哲学は把握しているが、ヴェローナの頃のように90分間プレーし続けることはないだろう。まだ時間がかかるだろうからね。トゥドルのラツィオは、本当に少ししか見ていないので、フォーメーションに関して予想することはできない」 試合情報 ローマ vs ラツィオ 試合時間：2024年4月7日（日）日本時間1:00 会場：スタディオ・オリンピコ