16歳未満と知りながら性交 鹿児島県警巡査部長を懲戒免職 県警で2024年に入って5件目の懲戒処分
鹿児島テレビ
鹿児島県警で2024年に入って5件目の懲戒処分です。 県警は、16歳未満の少女と性交したとして、県警本部警務課に所属する30代の男性巡査部長を、22日付で懲戒免職処分としました。 県警本部・牛垣誠首席監察官 「被害者と関係者、県民に深くおわび申し上げます」 22日付で懲戒免職処分を受けたのは、県警本部警務課の30代の男性巡査部長です。 警察によりますと、男性巡査部長は2024年4月ごろ、県内で相手が16歳未満の少女と知りながら性交したということです。 2024年9月下旬に、関係者から警察に情報が寄せられて発覚したもので、調べに対し男性巡査部長は、「警察官としてやってはいけない行為だと十分に分かっていた。取り返しのつかないことをしてしまった」と話し、行為を認めているということです。 警察は被害者の特定につながるおそれがあるとして、男性巡査部長と被害女性の関係性について明らかにしていません。 不祥事が相次ぐ県警。2024年に入ってからこれで5件目の懲戒処分、免職処分となるのは2件目です。 今回、懲戒処分を受けた警察官は逮捕されていません。 本来、16歳未満との性交は、不同意性交罪に該当します。 そのため警察も不同意性行の疑いで捜査を進めていましたが、被害者が事件化を望まず、聞き取りにも応じていないことなどから、事件化は難しかったということです。 その一方で、本人が行為を認めたことなどから、懲戒処分の理由には該当するとして、逮捕はせずに懲戒免職としたということです。
鹿児島テレビ