伝統あるジープの血統を継ぐコンパクトモデル「ジープ・レネゲード」【最新輸入SUV 車種別解説 JEEP RENEGADE】
側方視界に優れ街なかも楽々 黒基調の車内は実用装備充実
レネゲードは、伝統あるSUV専門ブランドのジープに用意されるコンパクトモデルで、プラットフォームなどはフィアット500Xと共通だ。全長は4255mmに収まり、ボンネットも視野に入ってボディの先端や車幅も分かりやすい。サイドウインドウの下端が低く、側方の視界も優れ、混雑した街なかでも運転しやすい。 【写真】ジープ レネゲードの詳細を見る
エクステリア
インパネなどの内装は、装飾を抑えたブラック基調で、ジープブランドらしく実用的だ。運転席は少し硬めの座り心地で、身体をしっかりとホールドする。後席の足元空間はあまり広くないが、乗員の足先が前席の下側に収まって窮屈には感じない。
インストルメントパネル
エンジンは直列4気筒1.3lターボで、ガソリン車とプラグインハイブリッド車がある。後者はユニークで、前後にモーターを搭載した。フロントモーターは、発電とエンジンのアシストを受け持つ。後輪は本格的な駆動を行ない、減速時には回生による発電も担当して駆動用電池に充電する。トレイルホーク4xeは、1回の充電で67kmを走行できる。
居住性
1.3lターボは、2.5lの自然吸気エンジンに匹敵する動力を発揮。プラグインハイブリッドでは、モーターの駆動力も相応に高いから瞬発力も強い。充電された電気で走るときは、登り坂に差し掛かってもエンジンがほとんど始動しない。
うれしい装備
月間販売台数 NO DATA 現行型発表 15年9月( 「4xe」追加 20年11月) WLTCモード燃費 16.0 km/l ※「LIMITED 4xe」
ラゲッジルーム
ジープレネゲード4xeは、全長の短い運転しやすいボディながら、プラグインハイブリッドの搭載によってエンジンとモーター駆動を使い分けられることも大きな魅力だ。 ※本稿は、モーターファン別冊ニューモデル速報統括シリーズVol.153「2024国産&輸入SUVのすべて」の再構成です。 http://motorfan-newmodel.com/integration/153/
MotorFan編集部