海人がマサロ・グランダーに1RKO勝ちも「満足してない。無傷なので」と12・16RISEのGLORYとの対抗戦出場をアピール【SB】
シュートボクシング(SB)の今年最後の大会となる「SHOOT BOXING2023シリーズFinal -Start towards 40th anniversary-」(11月14日、東京・後楽園ホール)のダブルメインイベントの第2試合でSB世界スーパーウェルター級王者の海人(TEAM F.O.D)がKing of Kings -65kg級王者のマサロ・グランダー(オランダ/Mike’s Gym)に1RでKO勝ちを収めた。 海人は8月にオランダで行われた「GLORY世界ライト級タイトルマッチ」でティジャニ・ベスタティに敗れ、今回が再起戦。グランダーは日本では2015年に新生K-1に参戦し、いきなり野杁正明に飛びヒザ蹴りでドクターストップ勝ち。その後、木村“フィリップ”ミノル、平本蓮、ゲーオ・ウィラサクレック、城戸康裕といったトップ戦線の選手たちと拳を交えた。現在はGLORYを主戦場としている。
1R、両者オーソドックスの構え。海人は左ジャブから右カーフ。グランダーがバランスを崩す。海人はなおも右カーフ。グランダーは左ミドル。そして野杁にTKO勝ちを収めた飛びヒザから左ミドル。海人の右にグランダーも右を合わせる。そして重いパンチを連打のグランダー。海人が右カーフもグランダーのパンチが海人の顔面をとらえる。海人が圧をかけ返し右カーフも、グランダーは飛びヒザ、着地してパンチを連打。海人は立て直すと左の三日月蹴りをぐさり。頭が下がったグランダーの顔面に左ヒザを打ち込むとグランダーがダウン。悶絶するグランダーを見て勝利を確信した海人はコーナーに座り、勝利をアピール。グランダーはそのまま立ち上がれず海人のKO勝ちとなった。
海人は試合後のマイクで「久しぶりのSBのリング、そして日本での試合、こういう形で勝ててよかったです。でも満足してないし、僕は無傷です。12月のRISE、GLORYとの対抗戦にもうひと枠、僕を入れてほしいと思っています。すぐにでも戦えるので、備えて準備していきます。世界と戦っていくにはまだまだですけれど、確実に必ず絶対に世界一になるので、皆さん、これからも僕に力をください」とRISEの今年最後のビッグマッチ「RISE WORLD SERIES 2023 Final Round」(12月16日、東京・両国国技館)への参戦と世界への挑戦を改めてアピールした。 海人は試合後の会見で試合について「危なかしく見えたかもしれないが、僕の中では余裕があった。まだ様子見の段階だった。とりあえず1Rは触るだけにして様子を見ていこうと思ったが、思ったより入ってきてくれたので合わせに行こうと思ったら1発目でああいう形で終わった」などと振り返った。