【京都記念】参考レース振り返り データは有馬記念組優勢も、能力上位はベラジオオペラ
中山金杯【データ:B メンバーレベル:D】
過去10年の成績【1-3-0-7】勝率9.1%、連対率36.4%、複勝率36.4% 最近では2019年ステイフーリッシュ、2022年タガノディアマンテ、2023年マテンロウレオが2着と好走。勝ち切れないが、近2年連続で連対馬が出ている。 レースの主導権を握ったのはゴールデンハインド。ホウオウアマゾンがピッタリと2番手につける展開で前半1000m通過は1:00.5だった。勝ち馬のリカンカブールは4番手のインを追走し、直線で外へと持ち出す競馬。最後は突き抜けて1:58.9の勝ちタイムで勝利した。 トップハンデタイの58.5kgを背負って出走したマテンロウレオは7着。道中は12番手あたりを追走し、直線は大外へと持ち出すも勝ち馬と0.4秒差だった。2走前のチャレンジCでも、今回出走予定の1着ベラジオオペラと0.3秒差という内容。上手く噛み合えば一発あってもい。
チャレンジC【データ:C メンバーレベル:C】
過去10年の成績【0-0-0-3】勝率0.0%、連対率0.0%、複勝率0.0% 3頭が出走して、馬券圏内への好走はなし。2016年ヒストリカルと2022年ジェラルディーナの4着が最高着順となっている。 レースは、テーオーシリウスが逃げて2番手にフリームファクシという隊列になるも、馬群はひと固まりとなって前半1000mを59.9で通過した。道中5、6番手の馬群で脚をためたベラジオオペラは直線で外へと持ち出し、最内から伸びたボッケリーニとの追い比べをハナ差制した。勝ちタイムは1:58.8だった。 ベラジオオペラは約半年ぶりの実戦だったが、日本ダービーで勝ち馬タスティエーラとタイム差なし4着だったのも頷ける好内容。今回のメンバーに入っても能力は最上位だ。 ライタープロフィール 三木俊幸 編集者として競馬に携わった後、フリーランスとなる。現在はカメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場を飛び回りつつ、ライターとしても執筆している。
三木俊幸