【京都記念】参考レース振り返り データは有馬記念組優勢も、能力上位はベラジオオペラ
春のGⅠへと繋がる一戦
近年の京都記念優勝馬の顔ぶれを見ると、ラブリーデイ、サトノクラウン、クロノジェネシス、ラヴズオンリーユーなど国内外の春GⅠで活躍した馬たちが名を連ねる。今年の主な参考レースを過去10年のデータとともに振り返っていく。 【京都記念2024 推奨馬】パワー型で時計のかかる馬場は歓迎、単勝回収率239%の好データ該当! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA)
有馬記念【データ:A メンバーレベル:A】
過去10年の成績【2-0-2-6】勝率20.0%、連対率20.0%、複勝率40.0% 2014年デスペラード、2021年ラヴズオンリーユーが有馬記念からの転戦で勝利しており、相性が良い。 昨年はラストランのタイトルホルダーが逃げ、向正面に差しかかると後続を引き離す展開になった。勝ち馬ドウデュースは、序盤に後方4番手の外を追走するも、勝負所の4角で3番手までポジションを押し上げていった。最後はスターズオンアースとの追い比べを制し、グランプリ制覇を果たした。 プラダリアは道中3番手からレースを進めたものの、直線では伸びきれず14着。相手が強すぎたというのもあるが、機動力のあるタイプではなく、上位馬が34秒台の上がりを使う決着となっては分が悪かった。今回のメンバーに入れば上位争いに割って入る力はある。
エリザベス女王杯【データ:B メンバーレベル:B】
過去10年の成績【1-1-0-4】勝率16.7%、連対率33.3%、複勝率33.3% 2020年にクロノジェネシスが勝利。エリザベス女王杯と同じ舞台設定ということもあってか、出走6頭中4頭が京都記念で3番人気以内に支持され、全て4着以上と適性の高い馬が出走する傾向が見られる。 レースは、アートハウスがじわっとハナに立ち、それをマークする形でローゼライトが追走して、3番手以下を引き離す展開になった。直線で馬群がバラけると、道中5番手にいたブレイディヴェーグが真ん中よりやや内から突き抜け、GⅠ初制覇を果たした。 7番手からレースを進めたルージュエヴァイユは、直線で勝ち馬より1頭分内から伸びるも、ゴール前で脚色が同じとなり3/4馬身及ばず2着。勝ち切れないレースが続くが、ここで重賞初制覇となっても不思議ではない。