東洋館で「台東区100人カイギ」最終回 5年の歴史に幕
台東区にゆかりのあるゲスト自身の活動を紹介するイベント「台東区100人カイギ vol.20」が10月25日、浅草フランス座演芸場東洋館(台東区浅草1)で開催された。(浅草経済新聞) 「100人カイギ」は、2016(平成28)年に始まった「緩いつながり」を作るコミュニティー活動。主に地域の人と人とを緩やかにつなぐことを目的に開く。毎回5人のゲストが登壇し、自身の活動や地域に対する思いを語る。合計20回の開催でゲストが100人に達したら解散するのがルール。2024年9月の段階で111の地域や会社などで100人カイギが行われ、既に44のコミュニティー活動が終了している。 台東区100人カイギは2019年10月に有志5人によってスタートした。当初、定期的な開催を進めてきたが、コロナ禍の時期は緩やかな開催頻度に落ち着かせた。5年を経過したこの日、20回目となる最終回を迎え、137人が集まった。 最終回のゲストは、台東デザイナーズビレッジ村長の鈴木淳さん、書家・書道教室「コトノハ studio kotonoha」主宰の冨田由美子さん、「マルベル堂」店長兼ブロマイドカメラマンの武田仁さん、東海大学観光学部准教授の小谷恵子さん、一般社団法人「上野観光連盟」名誉会長・パンダ専任大使の二木忠男さんの5人。それぞれの取り組みと思いを語った。 最後のパートで100人カイギ ファウンダーで見届け人の高嶋大介さんが登壇し、台東区100人カイギに対してメッセージを述べた後、運営メンバー6人が壇上に上がり、この5年間の歩みについて、それぞれの気持ちについて語った。 運営に携わった蓮井晶子さんは「この活動を通して、この街で活動する多様な方々と出会えた。登壇者や参加者同士で新しいイベントを立ち上げたという話も聞いている。100人の登壇者をはじめ各回の参加者の皆さんが、この街で何かを一緒にやる仲間を見つけた方がいたなら、運営として本望」と話す。
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