ヘッジファンド、円ショート縮小-日本の通貨当局の介入可能性を意識
(ブルームバーグ): ヘッジファンドは7日までの週に円に対するショートポジションを2020年3月以来最も大幅に減らした。日本の通貨当局が円相場の下支えを図り外国為替市場に介入した可能性が意識された。
米商品先物取引委員会(CFTC)が10日に公表したデータによると、レバレッジドファンドの円ネットショートは前週から約2万7000枚減の8万1000枚。新型コロナウイルスの流行で都市に厳しい制限が課されていた4年余り前以来の大幅減少となった。
円はここ5日間でドルに対して1.7%強下落している。
ジェフリーズのグローバル為替責任者、ブラッド・ベクテル氏は「介入によって短期トレーダーは一掃されたが、より幅広い市場全体は円ショートを維持し、反発で報われた」と語った。
原題:Hedge Funds Flee Short Yen Bets After Likely FX Intervention(抜粋)
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Anya Andrianova