なでしこ北川ひかる、内田篤人コーチとまさかの「共通点」明かす 対人技術の吸収にも意欲
サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」は23日、千葉合宿3日目を迎え、韓国との国際親善試合(26日、国立競技場)に向けた戦術練習などを行った。DF北川ひかる(27=BKヘッケン)は主戦場の左サイドバックで調整。元日本代表DFで、1試合限定で就任した内田篤人コーチ(36)との共通点も明かしつつ、パリ五輪後初の代表戦へ無失点&アシストを誓った。 北川は全体練習を終えると、内田コーチ、DF守屋都弥(INAC神戸)と話し込んでいた。元日本代表DFから守備や攻撃の極意を伝授の時間…ではなかった。取材エリアで会話の内容を質問されると、照れながら明かした。 「サッカーの話でもない。本当にしょうもない話なんですけど…。中学校(時代)の先生が同じ先生で、ちょっと共通点があったなという話でした(笑い)」 北川は「また記事に書こうとするから(笑い)」とそれ以上の詳細は明かさなかったものの、意外な共通点で盛り上がっていたようだ。 もちろん、「同じポジションとして吸収できることも多い。攻撃面でもビルドアップや視野の広さも聞きながらやっていきたい」と貪欲に学ぶ姿勢を示す。特に世界を相手にした内田コーチの対人技術を伝授してもらうつもりだ。 パリ五輪準々決勝・米国戦は故障明けと過密日程による疲労もあり、思うように体が動かず左サイドから失点し敗退。悔しさを胸に刻み、スウェーデン1部BKヘッケンで再出発していた。韓国戦はなでしこジャパンにとって再出発の場となる。この日も実戦形式では左サイドで軽快に動き、状態の良さをアピールした。 「全力でぶつかっていきたい。これからのなでしこジャパンはさらに進化していくところを見せたい。自分らしく強さを出して、アシストしたいし、守備も無失点で抑えれるように」 攻撃的サイドバックが成長した姿を見せる。