神戸の街中で「おいらん道中」 幕に書かれた「せいもん払」とは? 今も昔もお客集めの工夫がいろいろ 【兵動大樹の今昔さんぽ 関西テレビ「newsランナー」】
「毛利マーク」はセンター街を西へ進んだ2丁目にお店があります。兵動さん、お店を見て何やら思い出したようで… 【兵動さん】「関西テレビの『newsランナー』という番組で回らせてもらっている兵動ですが、前にも寄せてもらいましたよね。トロフィーのお店。(兵動さんの)サイン置いてくれてる。もう6年前や」 「毛利マーク」はトロフィーと造花を扱うお店。1914年創業でセンター街に店を構えてから110年。まさに街の生き字引となっています。 【兵動さん】「面白い街ですね。昔は2階に住んでいたという話を聞いた」 【毛利マーク 藤井淳史さん】「お義母さんはずっとここに住んで、育って、働いて」 【毛利マーク 毛利都志子さん】「そう。だからアーケードの下でかくれんぼした思い出がある」
写真の手がかりになるかもと、センター街の歴史をまとめた本を見せてもらいました。ページをめくっていくと、おいらん道中について書かれた記事がありました。 【兵動さん】「『しっぽりぬれた おいらん道中』って書いてる。『誓文払いのアトラクションとして、役員全員扮する全町あげてのおいらん道中』『センター街が広く世間に認められるきっかけを作った』」 【毛利マーク 藤井淳史さん】「そうやってみんなで力を合わせていた。センター街ができたときって、まだそんなに人が来てなくて、街の人が“サクラ”になって練り歩いて人を寄せていたって聞いたことがあります。すごい、商魂たくましいというか」
【兵動さん】「(写真のちょんまげの人)おまえ誰やねんと思ったけど、この人も役員の人で、盛り上げようと思って着物着て歩いてたんだ。それを『おまえ誰やねん』なんて、本当にすみません」 【毛利マーク 毛利都志子さん】「(写真の場所は?)分かりました。『ニューホープ』や。ここありますから、今も。ちょうどうちの前で写しているぐらいかな」 本には1956年のお店の並びも掲載されており、「ニューホープ」と「毛利マーク」の名前も載っています。
商店街に出てみると確かにありました。 【兵動さん】「あるわニューホープさん。元気にやられている。この写真、『毛利さん』が撮ったんちゃうかなと思うぐらいの場所やな。はいチーズ」 【兵動さん】「昔は町にあった商店街。店の上に住んで、ここで子どもがかくれんぼやキャッチボールしていた。そのセンター街が今は立派になっています。ぜひみなさん買い物に来てください。歩いてるだけで最高の街ですよ」 (関西テレビ「newsランナー」 2024年5月17日放送)