神戸の街中で「おいらん道中」 幕に書かれた「せいもん払」とは? 今も昔もお客集めの工夫がいろいろ 【兵動大樹の今昔さんぽ 関西テレビ「newsランナー」】
写真について聞いてみると… 【あかつき書房 店主】「ほとんど忘れてるんですけど、確かにアーケードはなかったな。『せいもん払(誓文払い)』というのは、今でいうバーゲンというか」 【兵動さん】「バーゲンやセールみたいなもんで、お客さん集めみたいなことですかね」 【あかつき書房 店主】「活気をつけるために、こういう風にやったんかな。センター街の歴史なら、事務局がありますので、そこで聞いてもらったら詳しいことが分かります。淳久堂書店の上ですわ」
■昔も今もセンター街では街を盛り上げるイベントがいろいろ
【兵動さん】「関西テレビの『newsランナー』という番組で回らせてもらっているんですが…」 教えてもらった事務所は会議中だったのですが、事情を話したところ少しならお話ができるということで、写真について教えてもらいました。 【三宮センター街1丁目商店街振興組合 事務局長 桂隆さん】「(おいらん道中?)聞いたことあります。(場所はセンター街?)だと思います。『三宮センター街商店会』と書いてあって、当時そういう組織ができたと聞いています。戦後、闇市とかの店舗がいっぱいあった中で、この辺におられた方が、それ(闇市)じゃアカンということで、集まって会を作ったという話を聞いたことがあります」 【兵動さん】「それがセンター街の始まりなんですね」
写真はそのセンター街を盛り上げるイベントの一つではないかとのこと。時代に合わせさまざまなイベントを行ってきたそうです。 【兵動さん】「今もここで何かやられているんですか?」 【桂隆さん】「もともとセンター街はアパレル中心のファッション街でしたので、年2回、3月と9月にファッションショーを大々的にやっていますね。この通りでモデルさんが歩くんです。けっこう有名なんですけど」 【兵動さん】「ごめんなさい。僕の勉強不足で、すみません」 【桂隆さん】「『知らんのかい』っていう感じ」
【桂隆さん】「そのほかに、夜バルという形で、飲食を楽しめるイベントを年数回やっています」 また“夏の名物”となっているアトラクションもあるそうで… 【桂隆さん】「氷の中に子どもが喜ぶおもちゃを閉じ込めて、溶かしておもちゃが出てきたら持って帰れる」 【兵動さん】「子どもはずっと待ってるの?」 【桂隆さん】「いえいえ。一生懸命手で触って溶かしたり。ときどきお父さんが車のキーで削ったり…」 【兵動さん】「いろんな取り組みをされていて、この写真と精神は同じで、商店街にお客さんがいっぱい来てほしいということですね」 写真が商店街のどこで撮影されたのか、写っているお店の看板を見ても心当たりはないとのこと。古いお店で聞くのがいいだろうということで、100年以上続く「毛利マーク」へ行ってみることになりました。