日本一へ!2年生エースの決意 春高バレー 女子・古川学園〈宮城〉
仙台放送
スポーツは年明け1月5日に開幕する春高バレー全国大会の話題です。宮城女子代表として2年ぶりの優勝を目指す古川学園。2年生エース・三浦結衣奈選手は自分の「弱さ」と向き合い強くなった自分で日本一に導きます。 来年1月5日に開幕する春高バレー全国大会!宮城女子代表は20年連続45回目の出場となる古川学園です。 1年生主体で挑んだ前回大会から1年。全国を経験し一回り成長した2年生を軸として、さらに世代別日本代表の工藤光莉選手を筆頭とした超高校級の1年生が躍動し、宮城県大会を圧倒的な強さで制覇しました。 1年生 工藤光莉選手 「まずは春高という、自分の夢の舞台でプレーが出来ることはすごくうれしいこと。自分の出せるすべてのことを出し切って、日本一を目指します」 岡崎典生監督 「去年1年全国大会を戦ってきて、新人のチームではなく完成度の高いチームという意識を持っています。今年の春高は“勝負”と位置付けて頑張りたい」 コートに立つ3年生がセッターの音川キャプテンのみとなることが多い中、チームを引っ張る中心選手として期待されるのが2年生エースの三浦結衣奈選手です。正確さとパワーを兼ね備えたスパイクが武器の得点源です。 2年生 三浦結衣奈選手 「やってきたことを春高の舞台で出して、3年生の思いに負けることなく、絶対に日本一に自分がさせるっていう強い思いを持ってやります」 1年生 工藤光莉選手 Q.三浦選手について 「決めてほしいときに決めてくれるので、すごく頼りがいのある選手です」 1年生 熊谷杏奈選手 Q.三浦選手について 「チームが苦しいときに助けてくれる頼もしい選手です」 1年生からエースポジションを与えられた三浦選手。去年は名門のエースとして苦悩と戦う1年でした。 2年生 三浦結衣奈選手 「レシーブだったり、ブロックだったり、スパイクを練習でやっている時に、自分の思うようにいかない時があって、それで仲間に言われたりとか、ボールを触るのが怖くなった時期でした」 2年生 三浦結衣奈選手 「1年生のころはお互い求め合う、言い合うのに慣れていなくて、先輩とか先生に言われて悔しい…(涙)」 涙が出るほどのくやしさと自覚した自分の弱さ。しかし、この経験が憧れだった古川学園でプレーできる幸せを再確認したきっかけとなりました。 2年生 三浦結衣奈選手 「コートに立ってない人の気持ちとか考えたら、辛くないなって考えて、涙流している暇はないなと思いました。自分の思いも背負って戦ってほしいという声をいただいて立ち直りました」 自分が出ているときにコートに立てない人もいる。チームメートの思いも背負う自覚を持った三浦選手。そんな三浦選手に岡崎監督は期待を込めコート上でチームを引っ張る「ゲームキャプテン」に指名しました。 岡崎典生監督 「本来ならエースに負担はかけたくないのでプレッシャーはかけたくないんですけど、もう1つ上のレベルの自覚を促すために任せました」 2年生 三浦結衣奈選手 「今コートに入ってくれている仲間だったり、1年生に弱さを見せてはいけないという強い思いを持って、自分についてきてという思いを持っています」 今年は強い自分をー大きく成長したエースが全国での躍動を誓います 2年生 三浦結衣奈選手 「絶対自分が日本一にさせる、チームを勝たせるという思いでやって、今の3年生をしっかり日本一で終わらせられるように、自分が全部決めきって、去年とまた違った自分をみんなに見せられるように頑張りたい」
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