橘本神社で「全国銘菓奉献祭」メーカーなど商売繁盛祈願
橘本神社で「全国銘菓奉献祭」メーカーなど商売繁盛祈願 撮影:岡本ゆか THEPAGE大阪
和歌山県海南市の橘本神社で2日、恒例の「全国銘菓奉献祭」が行われ、菓子業界関係者らが菓子を奉納し、玉串奉奠などが行われた。 【拡大写真付き】パロディ菓子の発想は大阪の立ち飲み店で? オリオン「駄菓子」への思い
同神社の前山和範宮司によると、この神社の祭神は田道間守命(たぢまもりのみこと)で、第11代「垂仁天皇」の命令を受け不老長寿の霊菓(現在のミカンの原種であるタチバナ)を常世の国から初めて日本に持ち帰ったと古事記・日本書紀に記載されているという。 その橘が最初に植えられたのが、同神社近くにある「六本樹の丘」だという。その後、持帰った橘は後に改良が加えられ、現在のミカンになったとされる。橘の実(ミカンの実)を加工し、お菓子として食していたことから、同神社はお菓子の神様としてまつられている。
こうしたことから、毎年全国各地の菓子メーカーなど約150社から、和菓子や洋菓子など様々な菓子が供えられ、商売繁盛を祈願する、同奉献祭が行われている。 同日も全国各地の菓子業界関係者が集まり、各社が菓子を奉納。最後は多くの参拝客が訪れ、たくさんの菓子がまかれた。 前山宮司は「天気にも恵まれ、多くの方に来ていただいてよかった」などと笑顔で話していた。