紺野ぶるま「5歳で卵巣と心臓手術」荒れた高校時代は「金髪、アイプチ、つけま、遅刻は100回以上」だった過去
高校に入学してからは、最初のころだけは真面目に登校したんですけど、1年生の時点でもう年間100回以上遅刻するようになっていて。登校時間ギリギリの電車ってあるじゃないですか。駅に着いたら仲のいい友達に会って、「ギリギリ!一緒、一緒!」って言って、チャイムが鳴り終わるまでに片足でも教室に入っていたらオッケーだから、キンコンカンコーン♪のタイミングでダダダダダーっと校内を走って、キンコンカンコーン♪が鳴り終わるときにみんなで教室に滑り込んで「セーフ!」みたいな。
その様子を見てもらうのも、なんか一体感があって楽しかったんですよね。思春期ならではの、ちょっと悪いほうがイケてる、ちょっとはみ出してる人のほうが注目される、かっこいいみたいな。そういうことが自己表現だと勘違いしていました。 ── 先生に注意を受けることもありましたか? 紺野さん:地元には高校入学後1か月で退学した子もいて、そういう子は朝まで遊んでいて。私も夜中はコンビニや公園にたまったり、どうしても今すぐかわいいキティちゃんサンダルを買いたいっていう衝動に駆られて自転車を飛ばしてディスカウントストアへ行ったり、カラオケでオールしたりしていたので、授業中に寝てしまうことも多かったんです。移動教室があるのに休み時間に寝ちゃって移動しなかったとか、1限目からお昼が過ぎるまで起こされてもずっと寝てたとかもよくあって、注意を受けていました。
高1の夏休みに金髪にしたんですよ。せっかくきれいなブリーチなのに、2学期のためにまた黒髪に戻すことが嫌すぎて。髪を黒く染められるスプレーで何とかしてみようと、スプレーをかけたんです。そしたら金色と黒色のまだら模様になって阪神タイガースファンみたいになって(笑)。その姿で朝礼に並ぶと、やっぱりみんなが見るじゃないですか。校長先生や教頭先生に「この学校が開校して以来、こんな人間は生まれたことがない」とか「前代未聞だ」とか言われたりもしましたね。