定年後、年収がこれまでの半分の「250万円」になりました。生活が厳しいのですが、これほど減るのは普通ですか? 救済措置のような制度はないのでしょうか…?
定年以降の給与減対策として、「高年齢雇用継続給付」という制度もある
このように、定年前後では大きく給与が下がってしまう人は少なくありません。中には給与が下がることで生活に困ってしまう人もいるでしょう。 しかし、60歳以降に減ってしまった給与の一部を補填(ほてん)する「高年齢雇用継続給付」という制度があります。「高年齢雇用継続給付」の制度では、60歳以上65歳未満で雇用保険の一般被保険者であること、原則として60歳時点よりも60歳以後の賃金が75%未満であることなどの条件を満たせば、所定の給付金が支払われます。 給付金は以前よりも賃金が減れば減るほど高い仕組み(上限あり)です。そして、この制度は基本的には勤めている会社からハローワークに申請します。中にはこの制度自体を知らない会社もありますので、注意しておきましょう。
まとめ
定年後は多くの人が以前よりも給与は減っている傾向にあります。とはいえ、救済措置もありますので、自分が該当するのかを調べたうえで、もらい漏れがないように注意しましょう。 出典 株式会社リクルート ジョブズリサーチセンター 【基本報告書】シニア層の就業実態・意識調査 2023―個人編60~74歳― 国税庁 令和4年分民間給与実態統計調査-調査結果報告- 厚生労働省 高齢者雇用継続給付の内容及び支給申請手続きについて 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部