生活道路の除排雪追いつかず 青森市長「申し訳ない」
青森市の西秀記市長は6日の記者会見で、大雪のため市道となっている生活道路の一部で除排雪作業が遅れていることについて、「市民の皆さまに本当にご不便、ご苦労をおかけし大変申し訳なく思っている」と陳謝した。 市は2日、6日の仕事始めに向け市内全域の市道幹線や生活道路の除排雪を完了させるよう指示していた。西市長は、6日午前11時の時点で生活道路は緊急車両が通行できる程度の除排雪を青森地区で約8割、浪岡地区で約9割以上実施した-とし「4~5日に短期集中的な降雪があり、除排雪や搬出作業の妨げになり完了には至らなかった」と釈明。一方、「除雪業者は年末年始もほぼフル稼働で、限界に近いことも憂慮している」とも話した。 市の雪に関する窓口への今季の相談件数は9151件(5日現在)で、昨季全体の4倍超。「路面のでこぼこを解消してほしい」「除排雪の作業を早くしてほしい」など、除排雪についての相談がほとんどという。 西市長は「全庁を挙げて取り組んでいるので、今しばらくお待ちいただきたい」と述べ、「通常想定している何倍もの雪が降り、除排雪の体制が追い付かなくなってしまったところは大きな反省点。マンパワーを増やしていくのは難しいので、より効率化を図っていく必要がある」と話した。