映画「風の盆」完成祝う ロケ地の南砺で上映会
越中八尾おわら風の盆などを撮影した映画「燈火 風の盆」の上映会が1日夜、南砺市のいなみ木彫りの里創遊館で開かれた。撮影終了から6年後の今春に完成した映画で、井波地域のロケで出演した住民ら約70人が公開を祝い、美しい映像に見入った。 映画は富山市八尾を舞台に切ない恋物語を描く。2016年から撮影準備に入り、井波や黒部市、高岡市で撮影が行われた。上映会に訪れた坂下正尚代表監督は「日本の素晴らしさを描こうと思った。まず富山の方に見てもらいたい」と語った。 坂下氏によると、18年4月に撮影が終わり、6月に完成予定だった。しかし、契約料のトラブルで編集が進んでいなかった。坂下氏らの製作委員会で編集を再開し、今年3月に完成した。上映会は8月の富山市に続いて2カ所目で、高岡市での上映も目指している。