<速報>阪神鳥谷がスタメン落ちも代打タイムリー!連続試合出場は継続
阪神の鳥谷敬内野手(35)が24日、マツダスタジアムで行われた広島戦のスタメンから外れ、代わって大和が「8番・ショート」で出場した。今季は、打率.231、6本塁打、28打点と大不振。この広島3連戦でも、初戦では盗塁の際、二塁へのベースカバーの遅れのミスを指摘され、バットの方も、第2戦で3打席連続三振を喫するなど、最下位に低迷するチームの象徴となってしまっていた。 2011年10月24日の広島戦以来のスタメン落ちで、2012年の開幕戦から5年に及んで続いていた連続試合フルイニング出場は、歴代4位の667試合でストップした。ちなみに連続試合フルイニング出場記録は、1位が1492試合の金本知憲氏、2位が700の三宅秀史氏、3位が678の衣笠祥雄氏で、衣笠氏は昨春のキャンプで「鳥谷なら記録は抜けるし期待している」とエールを送っていたが、“鉄人”の記録に届かなかった。 だが、鳥谷は6回二死満塁のチャンスに代打で出場。タイムリーを放つと、そのまま守備にもつき2004年9月11日の横浜戦から続いている歴代3位の連続試合出場は、1702試合に伸ばし継続することになった。 試合は激しいシーソーゲームとなったが、1点を追う6回に、阪神はエンドランを絡め、6回一死一、三塁の同点機を作り、1本が出ないまま二死満塁となったが、原口がフルカウントからファウルで粘って、サードの頭を高いバウンドで越えていく逆転の2点タイムリー。ゴメスがヒットでつなぎ、さらに二死満塁で、代打・鳥谷。スタジアムの阪神ファンから大きな歓声が生まれた。打球はつまって二塁の菊池の正面だったが、一塁カバーが誰もいなくなっていて、ラッキーなタイムリー内野安打。鳥谷の連続試合出場記録は継続することになる意地の一打でリードを2点に広げた。 8回にも一死満塁で鳥谷に、この日2度目の打席が巡ってきた。鳥谷は押し出しの死球で歩き、貴重な追加点を奪うことに貢献した。 鳥谷スタメン落ちの荒療治を課した試合で、なんとしても連敗を止めたい阪神は、8回を藤川が走者を出しながらも、丸、松山を連続三振、代打・ルナも力で押し切って無失点。9回も新ストッパーのドリスが3点差を守り、連敗を「5」でストップした。