さくらみこさんのエリートなライブで会場中に満開の笑顔が咲き誇る! 念願の1stライブ“flower fantasista!”で魅せたエリート巫女アイドルの姿
2024年10月26日、ホロライブプロダクション所属のVTuberさくらみこさんの1st Live “flower fantasista!”が、有明アリーナにて開催された。「いつかソロライブをしたい」と願い続けたみこさん。そんな彼女にとって念願であった1stソロライブをリポートしていく。 【記事の画像(70枚)を見る】 ※アーカイブ視聴は2024年11月26日(火)23時59分まで 念願のソロライブに臨む、さくらみこの物語 開幕映像で“アイドルになること”を夢見たというさくらみこさんの“物語”が描かれると、みこさんらしく“35”から始まるというこだわりが感じられるカウントダウンで会場の空気を作っていく。そして1stソロライブの開幕を飾るのは、みこさんが作詞にも参加している楽曲『アワーツリー』だ。この時点で膝から崩れ落ちた35P(※さくらみこさんのファンネーム)もいたであろうエモすぎるスタートを切ったところで、『にゃっはろーわーるど!!!』へ。一気にブチ上がる同曲をみこさんもダンスパフォーマンスとともにノリノリで歌い、会場に集まった35Pも全力のコールを入れて、お互いに全身全霊で楽しんでいる姿が印象的だった。 開幕から2曲を披露したみこさんは、「にゃっはろーーーーー!」と元気いっぱいにいつもの挨拶。さらに「35Pー! みこといっしょに有明来たぞー!」と喜びを爆発させる。「吊るしのみんな、見えてるよね?」と配信で観ているファン(通称:吊るし席)へも声をかける一幕も。 MCで会場や配信で観ている35Pといつものようにコミュニケーションを取ると、続いては『DAI DAI DAI ファンタジスタ』、『きゅんきゅんみこきゅんきゅん▽』(※▽はハートマーク)を披露。『にゃっはろーわーるど!!!』から引き続き、コールで盛り上がる楽曲が続く。 『DAI DAI DAI ファンタジスタ』は初期の自分にフォーカスした“人と比較しちゃう自分”がテーマの楽曲ということで、ステージ上のスクリーンには初期のさくらみこさんの映像が流れるなど、アツすぎる演出も。『きゅんきゅんみこきゅんきゅん▽』では、ライブ用の新衣装をお披露目。みこさんらしい桜色のかわいらしいドレスで踊り歌うエリートな姿に胸が躍る。 満面の笑顔で「楽しすぎだー! みんなー、コール! 最高ー!!」とアツく叫ぶみこさん。ソロライブのために作ってもらったという桜のドレス衣装を見せながら「ちょっとさー、アイドルすぎてごめんね」とはにかむと、みんなのおかげでここまで来れたと感謝を伝える。 「この後も、どーんどん! もーっともーっと咲き誇っていくみこをお楽しみにー!」と語ったみこさん。続いて歌うのは『さくらんぼメッセージ』。“私らしさ”を歌った同曲から『1135』、『Sakura Day's』、『イケ贄』とノンストップで4曲を歌い上げる。どの楽曲でも元気いっぱいのパフォーマンスを見せて、ステージを見る人たちに笑顔の花を咲かせるみこさん。『Sakura Day's』はセリフ部分がライブ仕様にアレンジされていたり、『イケ贄』では、みこさんの分身である“みこだにぇ”がスペシャルゲストとして登場して会場を練り歩いたりと、演出面でも35Pたちを魅了していく。みこさんのパフォーマンスとみこだにぇの両方を見るのに忙しかった35Pも多かったはず。 MCでは、ステージ上に登壇した“みこだにぇ”とトークをくり広げると、つぎに披露する楽曲『ライクとヘイト』について話し始める。同曲は、日ごろの配信ではあまり出さない秘めた感情を込めた楽曲になっているとのこと。空飛ぶブランコに乗って披露された『ライクとヘイト』。ふだん言わないようなことを歌詞に込めたという同曲を、シリアスになりすぎずに、やさしく歌うみこさんの歌声が本人の人柄も感じさせて心に染みる。続く『あーゆーれでぃ』ではギアを入れ直して、ハイテンポな同曲をダンスと特殊なエフェクトとともに歌い上げて魅了した。 ここでゲストの星街すいせいさんが登場し、miComet(みこめっと)のふたりで『シュガーラッシュ』を披露。かわいいとカッコイイをミックスした安定感抜群のふたりのパフォーマンスに会場も熱を帯びる。MCで「すいちゃん見てー!」といつもの調子で衣装を見せびらかすみこさんは、すいせいさんの衣装もみこさんによる指定だったことを明かす。その狙いは、お互いに“1stソロライブの衣装合わせ”だったとのことで、とてもニクい演出だ。まさに王子様とお姫様のようなふたりに釘付けになった。 さらにみこさんは、「みこ、だーい好きな曲があります!」と語り、すいせいさんともう1曲披露することに。選ばれた楽曲は『Stellar Stellar』。第一声が響き渡ると、会場中から大きなどよめきと歓声が沸き起こる。また、いつも配信でみこさんが同曲を歌うときのお決まりである「どぅーんぱーん!」もバッチリ決める。miCometのふたりで同曲を歌うという光景は、あまりにも“みんなが見たかったもの”すぎて尊すぎる瞬間だった。 続いてみこさんが歌うのは『Re:flection』。『Stellar Stellar』でヴェールが追加された衣装が、今度は光るという演出も見せ、衣装だけでも何段階も楽しめる。やさしい歌声で同曲を歌うと、つぎの楽曲『SUNAO』では衣装が純白に変化して、さらに観客を驚かせる。自身の想いをストレートに“素直”に歌った同曲を、みこさんは感謝を伝えるように心を込めて歌い上げた。 MCでは「この1stライブは、本当にみんなの、みんなのおかげで開催することができました。たくさんありがとうだよ」と改めて35Pに伝えると、胸がいっぱいでうまく話せないかもしれないからと、あらかじめ用意していたという手紙を読み上げる。 活動初期にどうしたらたくさんの人に見てもらえるか悩んでいたこと。当時、数少ないファンからの応援の声を素直に受け取れなかったことを後悔していること。そんな応援の言葉に「がんばります!」と言うのが苦しかったこと。諦めそうになったときに35Pを始め、まわりにいるたくさんの人たちに支えてもらったこと。そんなみこさんの足跡を涙ながらに語ると、「まわりで支えてくれている皆さんのおかげで、みこは諦めずにここに立てました。ありがとうございます!」と深々と頭を下げる。「みんなにとっても誇らしい、さくらみこになるために、これからも“みこらしく”、たくさんがんばり続けたいなと思います!」と、エリート巫女アイドルとしての道をこれからも歩み続けることを高らかに宣言。そして「もっともっと大きな会場に、もっともっとたくさんたくさんがんばって、目指して、2nd、3rdと咲き誇っていこうね!」と自身を鼓舞し、つぎなる目標を掲げた。 「ライブって楽しいね!!!」と満足気に言い放ったみこさんは、本ライブを締めくくる楽曲として『flower rhapsody』を披露。自身のこれまでの歩みや葛藤、想いをさらけ出してじっくりと作り上げられたという同曲。桜の花びらのようにピンク色のペンライトが揺れる会場の様子を見つめながら、“さくらみこの物語”を情感たっぷりに歌い上げた。 会場中(もちろん配信も)のアンコールの声に応えて、再びステージに姿を現したみこさん。アンコール1曲目は曲の途中のコール&レスポンスも楽しい楽曲『マイネームイズエリート☆』だ。同曲で35Pたちを笑顔にすると、MCでは“エリートチャレンジ”と称して、観客とのコール&レスポンスで盛り上がる。 スタンドマイクとタオルを持ち込んだみこさんが歌うアンコール2曲目は、サンボマスターの『世界はそれを愛と呼ぶんだぜ』! 以前より自身の配信の中で、いつかソロライブをすることになったら歌いたいと言っていた同曲。語り部分はしっかりと自身の言葉に置き換え、35Pたちへの感謝の言葉とアツい想いを伝えて、会場に力強い歌声を響かせる。そして最後は、みこさんの代表曲でもある『サクラカゼ』。会場中に桜吹雪が舞い上がる中、芯の通ったあたたかい歌声で同曲を歌い上げたみこさんは、曲のラストに「つぎの目標は2ndライブだあああああ!」と雄叫びを上げる。最後にステージから観客とともに記念撮影をし、いつもの配信を締めくくる挨拶である「おつみこー」をみんなといっしょにコールして、“さくらみこ 1st Live flower fantasista!”の幕を閉じた。 ライブ終了後には、“さくらみこ 1st Live flower fantasista!”と“みるハコ by JOYSOUND”とのコラボや、“1/7スケールフィギュア さくらみこ 私服衣装ver.”製作決定の情報、そして“さくらみこオリジナルノベルゲーム第2弾『にゃっはろーわーるど』”発売決定、鳴門鯛焼本舗との第3弾コラボが2025年2月に開催決定、フレーベル館より“さくらみこが物語を手掛けるオリジナル絵本”の製作決定、さらにSHARPとのコラボ決定の報と、盛りだくさんの展開が発表された。SHARPとのコラボは加湿器事件があったこともあり、会場は大きな歓声のほか、笑いも起こってた。 また、YouTubeの“Miko Ch. さくらみこ”にて『flower rhapsody』のアニメーションMVが公開。フルアニメーションで1stソロライブまでの足跡が描かれる“泣ける”MVとなっているので、こちらも要チェック。ライブ当日には、さまざまなホロライブメンバーが同時視聴も実施。どのメンバーの配信も込み上げる想いを溢れさせながらの同時視聴となっているので、ライブのアーカイブとともに観るとより楽しめる。 【Animation MV】flower rhapsody / さくらみこ(official) ホロライブメンバーによる同時視聴枠 さくらみこさんは、どこまでも物語を感じさせるVTuberだ。それはふだんから、自分をさらけ出して、喜怒哀楽を配信に乗せてモニターの向こう側の人たちに見せてくれているから感じられるものなのかもしれない。そんなみこさんの“物語”がたっぷり詰め込まれた楽曲の数々で彩られた今回のソロライブ。ステージ上で歌い、踊ってキラキラと輝きを放つみこさんの姿はまさにエリート。自身の手紙では「諦めかけたとき、最後に立ち上がるのは自分の力だから、その根性はエリートだよね!」と語られていたが、ステージ上のみこさんは根性だけじゃなく、紛れもない“エリート巫女アイドルさくらみこ”だった。みこさんのパフォーマンスが、「悲しみで花が咲くものか!」と歌った彼女のやさしくて温かい歌声が、有明アリーナに集まった人たちを笑顔にさせる。満開の笑顔が咲き誇ったライブ会場で、つぎの目標もブチ上げたみこさん。そんな彼女のつぎの一歩、これから紡がれるつぎの物語から目が離せない! “さくらみこ 1st Live flower fantasista!”セットリスト ・01. アワーツリー ・02. にゃっはろーわーるど!!! ・03. DAIDAIDAIファンタジスタ ・04. きゅんきゅんみこきゅんきゅん▽ ・05. さくらんぼメッセージ ・06. 1135 ・07. Sakura Day's ・08. イケ贄 ・09. ライクとヘイト ・10. あーゆーれでぃ ・11. シュガーラッシュ ・12. Stellar Stellar ・13. Re:flection ・14. SUNAO ・15. flower rhapsody ・en01. マイネームイズエリート☆ ・en02. 世界はそれを愛と呼ぶんだぜ ・en03. サクラカゼ さくらみこ 1stアルバム対談企画 ※アーカイブ視聴は2024年11月26日(火)23時59分まで [2024年10月30日15時15分修正] 曲名の一部表記に誤りがあったため、該当の文章を修正いたしました。読者並びに関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。