『虎に翼』「ご婦人がいるだけで空気が華やぐ」発言に凍り付く視聴者…封印された伝家の宝刀「はて?」の復活もやむなし?
現在放送中の伊藤沙莉さん主演・連続テレビ小説『虎に翼』(NHK総合/毎週月曜~土曜8時ほか)。第10週「女の知恵は鼻の先?」の第47回が6月4日に放送され、話題になっています。 【写真】離婚届を突き付けられて家を出た梅子。彼女を苦しめた姑を演じるのは…… *以下、6月4日放送内容のネタバレを含みます。 久藤(沢村一樹さん)の後押しもあり、司法省で働くことになった寅子は民法の改正案を読み、かつて共に法律を学んだ仲間たちを思い出す。 そこに現れた久藤から、これがGHQから突き返された案だと知らされ、「思ったより謙虚だ」と言われた寅子は、自分の認識が甘いことに悔しい思いをする。 そこに、久藤を訪ねてGHQで働くホーナー(ブレイク・クロフォードさん)がやってきてーーといった話が描かれました。
その後、民法改正審議会委員を務める政治学の権威、神保衛彦(木場勝己さん)が登場。 「ご婦人がいるだけで空気が華やぐ」「古き良き美徳の家制度や戸主をなくしたら、満身創痍の日本が破滅する」などと発言。「君もそう思うだろ?」と寅子に同意を求めて困惑させました。 こうした神保の発言に対し、ネット上では「ほんの20年前くらいまで、本当にこんなのがあいさつ代わりだったな」「夫婦別姓!まさかの今も議論が続いているというね…」「もしかして現代の話なの?」「寅ちゃんのはて? が今こそ必要!」といった声が見られています。 朝ドラ通算110作目となる『虎に翼』は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんがモデル。昭和の法曹界を舞台に、激動の時代を描いたリーガル・エンターテインメントです。 仲野太賀さんや石田ゆり子さん、松山ケンイチさんらが出演し、尾野真千子さんが語りを、脚本は吉田恵里香さんが担当。 主題歌『さよーならまたいつか!』は米津玄師さんが手掛けています。
「婦人公論.jp」編集部