ボルトレートが2025年からキックザウバーのレギュラードライバーに!相棒はヒュルケンベルグ…来季未確定シートはこれでVCARB1席のみ|F1
キックザウバーF1チームは現地時間6日、ガブリエウ・ボルトレートと2025年から複数年のドライバー契約を交わしたと正式発表した。 【動画】「嬉しいねえ~~これは」サンパウロGP予選で角田裕毅が3番グリッド…VCARBクルーと喜ぶ マクラーレンのドライバーアカデミーに籍を置くボルトレートは、『F1』公式を通じて次のような声明を発表している。 「これはモータースポーツ、そしてすべてのスポーツの中で最もエキサイティングなプロジェクトの一つだ。ザウバーとアウディという、豊かなモータースポーツの歴史を融合したチームに参加できる。このことは本当に光栄なことだ」 「単なるメンバーというだけでなく、この野心的なプロジェクトとともに成長してモータースポーツの頂点に到達することを目指している」 「チームから与えられたこの機会を活かし、ニコ(ヒュルケンベルグ)のような経験豊富なドライバーと一緒に仕事ができる機会に、心から感謝しています」 2004年生まれ、現在20歳のボルトレートはブラジル生まれの俊英。2023年にF3へとステップアップを果たすと、この初年度でF3総合優勝を達成した。翌2024年はF2を主戦場とし、残り2ラウンド4レースを残している現時点で169.5ポイントを獲得し、ポイントリーダーとなっている。
ザウバーのCOO(最高執行責任者)を務める重鎮マッティア・ビノット氏もボルトレートへの期待を口にしている。 「ガブリエウはすでにジュニアカテゴリーで、勝者になるため必要な資質を備えていると証明済みだ」 「彼がザウバー、そしてアウディのチームメンバーになることを大変嬉しく思っている。ガブリエウとともに我々は成功への道を歩み、モータースポーツにおけるアウディの新時代を築くため、団結して尽力していきたい」 「ニコとガブリエウは大ベテランとヤングドライバーという理想的な組み合わせであり、将来に向けてチームを大きく前進させてくれるはずだ」
ボルトレートのキックザウバー来季シート確定により、2025年のレギュラーラインナップは20シート中、19が埋まったことになる。空席はVCARB、角田裕毅の僚友のみ。 なお、同日キックザウバーはバルテリ・ボッタスとチョウ・グァンユの2人が今季限りでチームから離脱することも併せて発表している。 ボルトレートの契約は複数年となっており、キックザウバーからアウディへと移行する新レギュレーションの2026年もボルトレートはアウディから参戦する見通しとなっている。