大麻の売上金分配めぐりトラブルか 千葉県のベトナム人死体遺棄事件
千葉県大多喜町の林道で2月、ベトナム国籍で男性のブィ・クォン・トゥンさん(当時29)が遺体で見つかった事件をめぐり、トゥンさん宅に強盗に入った容疑で逮捕された住所不定、無職のベー・マイン・ズン容疑者(29)が「(被害者が)大麻栽培の売り上げを仲間に公平に分けなかったことで、事件が起きた」という趣旨の供述をしていることが15日、捜査関係者への取材でわかった。県警は、大麻栽培の裏付けを進めるとともに、売上金の流れなども調べる。 【写真】地図 捜査関係者によると、同じく強盗容疑で逮捕された住所不定、無職のトゥ・ミン・ハイ容疑者(23)は、亡くなったトゥンさんと元仕事仲間で、大麻の栽培に関与していたとみられる。 しかし、2人の間で売上金の分配を巡るトラブルが起こり、ハイ容疑者が知人のズン容疑者にSNSを通じて売上金の回収を依頼。当時、ズン容疑者と同居していた男らもあわせ計5人で、2月5日夜にトゥンさん宅に強盗に入ったとみられる。
朝日新聞社