知人殺害、遺棄で懲役25年 32歳男に仙台地裁判決
仙台市で2022年、居候させていた知人の佐藤大貴さん=当時(22)=を殺害、遺体をバラバラに切断して地中に埋めたとして、殺人と死体損壊・遺棄などの罪に問われた住所不定、無職前田広樹被告(32)の裁判員裁判で、仙台地裁は7日、懲役25年(求刑懲役27年)の判決を言い渡した。 前田被告は車いすで入廷。耳が不自由なため、手渡された判決文や証言台のモニターを通して伝えられた。 判決理由で須田雄一裁判長は「被害者への虐待をエスカレートさせていく中、てんかんの発作で自宅を荒らした被害者に怒り、殺害に至った。経緯に酌むべき余地は全くない」と非難した。