南こうせつ&イルカ、「すごい宝くじに当たったみたい!」「国民的行事、お茶の間に少しでも愛を」と張り切る 紅白歌合戦リハーサル
大みそかに放送される「第75回NHK紅白歌合戦」のリハーサルが29日、東京・渋谷の同局で行われた。27年ぶり6度目の出場となった南こうせつ(75)は32年ぶり2度目の出場となったイルカ(74)とそろって取材会に出席。昭和のフォークブームをけん引した南が「すごい宝くじに当たったみたいでうれしい!」と喜べば、イルカも「日本の国民的な行事、お茶の間に少しでも愛を届けられるように頑張ります!」と張り切っていた。 当日は白組の南がフォークグループ「かぐや姫」時代の1973年にヒットした「神田川」を、紅組のイルカが75年にヒットした「なごり雪」を披露。相次いで登場する2人がそれぞれのステージにも登場し、コーラスとして参加するスペシャル演出になる。ベテラン2人の紅白復帰は昨今の昭和歌謡ブームの追い風を受けて実現。”紅白離れ”も叫ばれる中、中高齢層にも関心を呼ぶ歌手の起用で視聴率のアップを図りたい局側の狙いがあるとみられる。 最年長出場者になる南は「昔の歌を歌うなんて普通はありえないこと。ありえないことが起こったという、そのことをそのまま受け取って、ちゃんと喜んでもらえるように歌ってみようかとと思ってます。若者の皆さんのじゃまにならないことを肝に銘じて、頑張ります!」と意気込んだ。一方、イルカは「主婦業をやってたので、大みそかの紅白はお煮染めを作りながら見てました。今年の分は今日、仕込んできました。紅白出場で母校の同窓会からはお花も頂きました」と”紅白効果”をあらためて実感したという。 フォークソング全盛時代をともに歩んだ吉田拓郎(78)は2022年に音楽活動からの引退を表明。南らとともに、紅白での”サプライズ復帰”も期待されるが、盟友の南は「拓郎と今年、ご飯を一緒に食べましたが、別れ際に『もう、君とは会うことはないだろ』と言われました。拓郎らしいです」と笑わせた。
中日スポーツ