退職の手続き、約半数が「不安」 嫌がらせなど「ヤメハラ」を不安視する声も
退職に不安を持つ人はどれくらいいるのだろうか。ワークポート(東京都品川区)が調査結果を発表し、退職の手続きや交渉に関する不安を抱える人は47.7%だと分かった。 【調査結果】退職経験の有無、スムーズに退職できた人の割合、現在の職場で退職する際に不安があるか 退職の経験がある人は82.6%だった。「退職しようとしたができなかった」と回答した人は3.9%。できなかった理由では「会社から引き止められたため」(20代女性)、「転職先が決まらなかったため」(40代男性)といった意見があった。 退職経験がある人のうち、スムーズに退職できたのは「かなりそう思う」(37.2%)と「ややそう思う」(43.9%)を合わせて81.1%。一方で「あまりそう思わない」と回答した人は15.5%、「全くそう思わない」は3.4%だった。 スムーズに退職できなかったと感じる理由では「粘り強く引き止められたため」(30代男性)、「人が少なく引き継ぎに時間を要したため」(30代女性)といった意見が多かった。 現在の勤務先に対して、退職手続きや交渉に不安がある人は「かなりある」(16.3%)と「ややある」(31.4%)を合わせて47.7%だった。具体的な懸念点では「引き止めへの対応や退職時の事務手続き」(20代男性)などの他に「退職時の嫌がらせ」(30代男性)など「ヤメハラ」を不安視する声も挙がった。 全国の20~40代のビジネスパーソン719人を対象に、インターネットで調査した。期間は5月28日~6月4日。
ITmedia ビジネスオンライン