落ち着いた雰囲気の店内

　イタリアンレストラン「Trattoria PePerosso（トラットリア ペペロッソ）」（松本市征矢野2、TEL 080-5141-6817）が9月13日、移転オープンした。（松本経済新聞） 【写真】店舗外観 　場所は洋食店「キッチントマト」の跡。厨房（ちゅうぼう）の設備を一部入れ替え、テーブルや椅子はそのままに、飲食スペースを拡張した。イタリア国旗をイメージし、テーブルには白・赤色・緑色のクロスを重ねる。店舗面積は約10坪。席数はテーブル席とカウンター席合わせて17席を設ける。 　ランチセット（2,200円～）は、14種類から選ぶパスタに、季節のスープやサラダなどを付ける。店主の増田直さんがその日の気分で作る「魔王のパスタ」のほか、トマトソースを絡めたパスタにイカ墨をかける「魔女のパスタ」、「アラビアータ」「お肉のミートソース」などがある。増田さんは「麺の種類は、かけるソースによって変えている。生パスタは卵不使用で、卵アレルギーを持つ人でも食べられる」と話す。 　コースメニューもあり、和牛ほほ肉をワインで煮込んだ「ビーフシチューコース」（3,300円）や「国産牛のステーキコース」（4,950円）を提供。ディナー限定で、前菜からデザートまで提供する「Aセット」（3,850円）や、肉料理も付ける「Bセット」（6,160円）も用意する。 　40年間イタリアンの料理人として、市内や県外で働いてきた増田さん。「以前働いていた店には、指揮者の小澤征爾さんが松本での公演の際、来店してくれていた。人に恵まれて長く続けられたと思う」と振り返る。2010（平成22）年に松本・笹賀に「イタリアン厨房PePerosso」をオープンし、14年間営業。店舗の老朽化などを理由に昨年4月に閉店し、知り合いの店を手伝っていたが、「また自分の店をやりたい」という思いが強かったという。 　今年4月ごろ、自宅近くにある「キッチントマト」のオーナーが引退を考えていることを知り、店舗の使用を交渉し、快諾を得た。ショルダーネームの「イタリアン厨房」は、イタリア語で「大衆的なレストラン」という意味の「トラットリア」に変更。オープン後は、以前からの常連客をはじめ、近所に住む人たちが来店するという。「お客さまが満足して帰ってくれる店にしたい」とも。 　営業時間は、11時30分～13時30分、17時30分～20時30分（以上ラストオーダー）。水曜定休。 　※移転前の同店の場所を「松本・笹部」と記載しましたが、松本・笹賀の誤りでした。訂正してお詫びいたします（2024年10月11日）。