ぶちまけた画材にイヤホンケースを落とした結果⇒「これは芸術」「意図してデザインされたような高級感w」と7.4万いいね
災い転じてなんとやら……? うっかりミスから生まれた芸術的なイヤホンケースが話題です。恐竜を主な題材とする日本画家の水島篤さん(@ats90922)さんが9月19日、画材の上に落としてしまったイヤホンケースの写真をX(旧Twitter)に投稿。約7万4000件の「いいね」が集まりました。 正面から見るとさらに高級感が…!? 水島さんが“展示”してみたゴージャスなイヤホンケースを見る
日本画に用いられる高級画材「真鍮泥(しんちゅうでい)」をぶちまけ、その上にイヤホンケースが落下……!!
投稿された写真には、深みのある濃い色をベースにゴールドを一部にのみ吹き付けたような見た目のイヤホンケースが写っています。とってもゴージャスでエレガントな雰囲気……! 元々このようなデザインでも全く違和感がないオシャレさですね。 水島さんはこのケースについて「ぶち撒けて放置してた真鍮泥の上にBluetoothイヤホンケースを転がしてしまい高級感が増した」 と説明。うっかりミスをきっかけに生まれた高級感が漂うイヤホンケースにSNSでは、 「工芸品っぽくなってる」 「これは芸術」 「エレガントなケースw」 「何ならどこかの界隈の物凄い巨匠とコラボされた限定品のありがた~いお品に見えます」 「ああこれは正倉院収蔵の奈良時代のイヤホンですね」 など、芸術品に見えるという反応が多く寄せられています。
それっぽく展示してみると、さらに高級感アップ! 落とした経緯が気になったので、水島さんに詳しい話を伺いました
――イヤホンケースが転がってしまった理由について教えてください 「コンセント近くに真鍮泥を撒いてしまっていたため、イヤホンの充電時にそもそも近くに転がっていました。気付いたら撒かれた真鍮泥のど真ん中に……」 ――ゴージャスになってしまったイヤホンケースを見て、どう思われましたか? 「真鍮泥が高価なもので、まだ半分以上残っていたのに全てひっくり返してしまい、とても悲しかったです」 「しかし、あまりにも見事な付きっぷりだったために『これはネタにしてなんとか無駄に終わらせないように』と思いました。想定外の反応を頂けて驚きました」 ――真鍮泥はどういった用途で使おうと考えていたのでしょうか? 「普段の日本画制作で愛用しています。恐竜を描いているのですが、目や背景の表現にアクセントとして使用しています」 ――現在のイヤホンケースも、ゴージャスな状態なのでしょうか? 「真鍮泥は、正確には溶く前の粉の状態なのでケースの表面に付着しただけで定着はしていません。もったいないですが、普通に拭き取りました」 ・・・・・ 普段、水島さんはこの真鍮泥を恐竜画の目や背景の表現に用いているんだとか。ぜひ、水島さんのSNSや公式サイトなどで、本来の真鍮泥の活躍をチェックしてみてくださいね! 取材協力:水島篤さん OFFICIAL WEBSITE、SNSアカウント
BuzzFeed Japan