坂本勇人&岡本和真 新旧巨人主将が語り合う「背負う重責と果たすべき役目」【巨人90周年インタビュー】
巨人の伝統とは
――そうした部分も含めて、ジャイアンツの伝統とは何でしょうか。 岡本 伝統ですか……。ヒゲをそる、とかですかね……。 坂本 そういうことじゃないと思うよ。確かにそれもそうだけど(笑)。 岡本 「常勝軍団」って言われる中でずっとやってきているというところはありまよね。「勝つ集団」であるべきだって。それが伝統なのかな。僕も知らない時代ですけど、ON、V9という時代があって、そこから続いてきた伝統というものは、ジャイアンツという球団にいると節々に感じる部分はあります。 坂本 やっぱり長嶋(長嶋茂雄)さん、王(王貞治)さんの時代にV9という今では考えられないような「常勝軍団」になった。その記憶や記録はもちろんファンの方の中には残っていて、今でも強いジャイアンツが見たいと思ってジャイアンツファンでいてくれる人もいっぱい、いると思う。それを選手たちも分かっているから、「勝ちへの執念」が生まれる。 写真=BBM
週刊ベースボール