「最高に楽しい850メートルでした」パリ五輪で「金」日下尚選手が高松市で凱旋パレード【香川】
金メダリストの堂々凱旋です。パリオリンピックレスリングで金メダルを獲得した日下尚選手が9月16日、故郷の高松市で凱旋パレードを行いました。 スタート地点の出発式の会場には大きな人だかりが。そんな中に日下選手が姿を現します。香川県の池田知事や高松市の大西市長がお祝いのコメントを寄せた後、お待ちかねの日下選手が挨拶しました。 (日下尚選手) 「こんなに多くの人に集まってもらえると 思っていなかったので本当にうれしい。集まってもらいありがとうございます。パリ五輪の舞台で支えになったのは、香川県の人たちの応援があって 自分の気持ちの支えになった、4年後も楽しみにしてください。」 日下選手は8月に行われたパリオリンピックレスリング男子、グレコローマンスタイル77キロ級で見事優勝。香川県出身の選手として初めて個人種目で金メダルに輝きました。 その栄誉をたたえて香川県の県民栄誉賞が贈られるなど、県を挙げて祝福ムードに包まれています。こうした中行われた16日の凱旋パレード。日下選手は協力する自衛隊車両に乗り込むと高松丸亀町商店街を南向きに出発しました。 (長尾龍希 アナウンサー) 「日下選手を乗せた車が出発しました。笑顔で手を振って大歓声にこたえています」 「大勢の人で埋め尽くされた高松丸亀町商店街の中心を日下選手がゆっくりと進んできました。声援にこたえています」 (沿道の人) 「最高!市民として誇りに思う」 「高松・香川のことを大切にしながら 夢を追いかけているのが、みんなのパワーになるそんな存在」 「(Q.日下選手に何と言いました?)おめでとう。」 「最高!素晴らしい こんなに人が集まると思っていなかった」 「日下選手の言葉に勇気付けられる。」 そして、自身が腕を磨いた高松レスリングクラブの後輩たちが出迎える中、パレードのゴール地点、南新町商店街のドーム広場に到着しました。 (父・日下省二さん) 「香川県民の皆さんが 尚を応援してくれてありがたく感じる。本人が頑張っているのを陰で応援するくらい… これからも頑張ってもらいたい。」 (恩師・竹下敬さん) 「自分の子供のように育ててきた子なので 五輪の金メダルはうれしい限り。その言葉しかない。本人の口から「4年後期待してください」と聞いたので、これからもまたしっかり応援していきたい」 日下選手はパレードに対してお礼の言葉を述べ、熱い850メートルを締めくくりました。 (日下尚選手) 「金メダルがこんなに価値あるものだと 自分自身も感じたし、これを見た子供たちにも 夢を与えられたと思う。最高に楽しい850メートルでした。」 商店街の石畳を花道に変えて堂々の凱旋を果たした日下選手。故郷のヒーローに香川県全体が沸いた1日となりました。
岡山放送