サッカー＝中国、八百長などで選手・関係者43人を永久追放
［北京 １０日 ロイター］ - 中国サッカー協会（ＣＦＡ）は１０日、八百長と賭博に関する２年の調査を経て、選手３８人とクラブ関係者５人の計４３人を永久追放処分にしたと発表した。 中国公安部と国家体育総局の会見にはＣＦＡ会長も同席。国営新華社通信によると、公安部は１２０試合で不正操作が行われていたことが判明し、４１クラブがこれに関与していたと発表した。全てが中国国内で行われたものかどうかは不明。 永久追放処分の対象には、元中国代表の３選手や元韓国代表の孫準浩が含まれている。孫は中国で１０カ月拘束された後、３月に韓国へ戻った。 調査の結果、４４人が賄賂、賭博、違法カジノ開設により刑事罰に問われ、その他に１７人が賄賂と八百長への関与が明らかになったという。ＣＦＡ会長は、４４人のうち４３人が永久資格停止処分、その他の１７人は５年の資格停止処分となったと述べた。 中国サッカー界では長年汚職が頻発しており、習近平国家主席は不正撲滅に向けて徹底的に取り締まる姿勢を見せている。３月にＣＦＡ元会長が収賄罪により無期懲役、８月には元副会長も収賄罪で禁錮１１年を言い渡されている。
