日本記者クラブで行われた党首討論会で、討論前に記念撮影に応じる各党党首ら

衆院選が15日公示された。各党の党首はマイクを握り、政治改革や経済政策の実現などを訴える。与党の自民党と公明党は勝敗ラインを両党で過半数（233議席）と位置付け、立憲民主党などは政権交代実現を掲げ、自公の過半数割れを目標とする。 【表でみる】夕刊フジが作成した「落選危機にある大物・著名候補21人のリスト」 石破茂首相（自民党総裁）は福島県いわき市で第一声を行う。裏金議員らの一部を「非公認」とした対応を強調し、信頼回復を目指す。経済政策ではデフレ脱却に向け政策を総動員すると主張する。 公明党の石井啓一代表は東京都豊島区の池袋駅前で、政策活動費廃止など「政治改革断行」を訴える。 立憲民主党の野田佳彦代表は東京都八王子市の八王子駅前で第一声を行う。野田氏は「裏金隠し解散」と批判し、政権交代こそが政治改革だと力説する。政策では「分厚い中間層」復活へ最低賃金1500円以上の実現を唱える。 日本維新の会の馬場伸幸代表は東京都新宿区の高田馬場で第一声。「古い政治を打ち破れ」として身を切る改革を主張し、家計支援に向けた教育無償化を掲げている。 共産党の田村智子委員長は池袋駅前で第一声、消費税減税などを訴える。 国民民主党の玉木雄一郎代表は神戸市で第一声。減税や社会保険料の軽減など「手取りを増やす」を掲げる。 れいわ新選組は、山本太郎代表が緊急入院したと発表した。東京・新宿で予定していた第一声は中止し、櫛渕万里共同代表が東京・錦糸町で街頭演説を実施する。 日本保守党は東京都港区の新橋駅前で代表の百田尚樹氏や事務総長の有本香氏らが演説会を行う。