大谷翔平とマイク・トラウト【Getty Images】

　ロサンゼルス・エンゼルスは2024シーズン、これまで二刀流で活躍してきた大谷翔平選手を失った状態で臨むことになる。悲観的な予想が多い中、米メディア『ヤードパーカー』は、もう一人のスーパースターであるマイク・トラウト外野手の復活に期待している。 【写真】日本人メジャーリーガーの歴代最高年俸ランキング 　トラウトは2009年にエンゼルスと契約を結んで以降、これまでに3度MVPに輝いた経験がある。しかし、最近は怪我で離脱することが多く、輝きが失われつつあった。チームも9年連続でプレーオフを逃す展開が続いており、今オフの補強が中途半端に終わったことから、開幕前の時点で期待値は低くなっている。 　それでも、同メディアは「エンゼルスが2024年に72.5勝以上を達成する理由」と報じ、「プレーオフを争うのは無理があるかもしれないが、チームが健康を保てれば、エンゼルスは今年80勝に到達する可能性があり、72.5の閾値を突破するのは確実だ」と主張した。 　そして、トラウトについては「彼が再び覇権を握る」と予想。続けて「彼は過去3シーズン怪我に悩まされ、今年は33歳のシーズンを迎える。しかし、トラウトは現在完全に健康で、数年前の選手に戻ることを目指している。昨シーズンわずか82試合に出場したにもかかわらず、トラウトは依然として好調な成績を残した」とし、「ボールを強く打ち、速く走り、スイングを適切に判断する彼の身体的能力は、明らかにまだ損なわれていない。トラウトがMVP候補レベルの成績を収めるのを妨げる唯一の障害は怪我で、彼が怪我を回避できれば、エンゼルスが最低73勝を達成するのに貢献するだろう」との見解を示している。