「用もないのにコンビニに行く人」は1年にいくら損しているのか?
チャンネル登録者数約55万人!人気急上昇中のマネー系YouTuber・節約オタクふゆこさんの著書『貯金はこれでつくれます 本当にお金が増える46のコツ』(アスコム)から、要点を抜粋・再編集してお届けします。年収350万円、奨学金による借金が450万円、貯金はたったの40万円。25歳時点で、そんな苦しい生活をしていたふゆこさんが、26~29歳の4年間で「資産1000万円」を達成できた方法とは?今回は「コンビニ・スーパーで絶対散財しない方法」を中心に解説します。 【図解】おカネが貯まらない原因!?地味に家計を圧迫する「変動費」の例 ● お金を使わない「自分ルール」が 自然に身につくテクニック 今回は「変動費」の節約テクニックをお伝えしていきます。「変動費とはなにか?」という具体例は下図にまとめました。固定費との違いもわかりやすいように、「固定費」のまとめも念のために入れています。 ここでは、説明用にあえて勘定科目を細かめに分類しているので、自分が管理しやすいように、もう少しざっくりまとめてしまっても構いません。固定費は原則的に一定なので、月ごとに支出を仕分けて計算する必要はありませんが、変動費は科目が多いほど「この支出は○○費で……」と考えて分類するのが面倒になります。 ですので、支出状況により、例えば娯楽費を交際費と一緒にしたり、被服費を美容費とまとめたりするなど、自分なりのルールを決めていきましょう。 逆に、現状における毎月の浪費額が大きくて節約の重要度が高いなら、より細かく個別の科目を立てたほうがいいと思います。 例えば、外食が浪費のおもな原因になっているなら、食費を外食費とそれ以外で分けたほうが、支出の状況が把握しやすくなることは間違いありません。
● 「ついで買い」「乗せられ買い」の罠にハマらない買い物のコツ 「まったく買う気がなかったものを、つい衝動的に買ってしまった」 そんな浪費が頻発する場所は、たまに行くデパートやファッションビルよりも、むしろ日頃通っている食品スーパーです。 自炊をしようと食材を買いに行ったのに、入口に並べてあるお惣菜や菓子パンがおいしそうで、割高でも思わず購入。あるいは、試食販売のお姉さんのトークスキルに乗せられて、買う予定のなかったウインナーを3パック買ってしまうといったことは、誰にでも経験があるのではないでしょうか。 もともと意志が強くて、どんな誘いにも揺るがないタイプの人であれば問題ありませんが、わたしはすぐにホイホイ乗せられてしまう、いわゆる“チョロい客”でした。 こういう買い物は、自分の意志で買っているのではなく、店舗の販促マーケティングに踊らされているということ。お店側は、「この位置で、この価格で、こんなふうにアピールをすれば必ず客は買いたくなるはず」と狙って販売しているわけですから、わたしはまんまとその戦略にハマっているのです。 そんなマーケティングやPRのプロたちの戦略に抗うために、わたしが実行したのは、「買い物は週1(土曜日)にする」こと。そして、「見たら負けの精神」を持つことでした。 まず、買い物に行くのは週に1回、土曜日のみと決めました。わたしの場合は、近くのスーパーが車で行く距離にあるということもあり、車で出かけて1週間分の食材をまとめて買い込みます。平日の仕事帰りは心身ともに疲れていて、お腹も空いています。仕事で嫌なことがあれば、ストレスも溜まっているでしょう。 そんなコンディションが悪い状態でスーパーに行けば、ついついお菓子やスイーツ、楽チンなお惣菜を買ってしまって当然です。 だから、金曜の夜にグッスリ睡眠をとって、心身のコンディションがいい、休みの日の土曜日に買い物に行くという作戦にしました。 そして実際の買い物では、事前に「買い物メモ」を作成し、メモに書いた商品だけをカゴに入れていきます。買い物メモの内容がすべて揃ったら、お惣菜売場やお菓子コーナーなど、誘惑の多い場所を通らないコースでレジに直行。YouTubeや本記事では、さんざん節約マインドを語っていますが、わたしはもともと意志薄弱なタイプ。目にしたら買ってしまうので、「とにかく見ない」ことにしたのです。