高松・亀阜小学校がイルミネーション 地元「おやじの会」が設置
高松市立亀阜小学校(高松市亀岡町)正門で現在、イルミネーションが点灯している。(高松経済新聞) 【写真】点灯式には「亀阜おやじの会」メンバーや同校の教諭、子どもたちが集まった 今年始まった同校のイルミネーション。正門付近の生け垣や木々、校舎正面に取り付けられた校章などを照らす。夜間、同校の正門付近が暗くなることが課題として挙げられており、防犯も兼ねて、同校児童の保護者を中心とした地域貢献活動を行う団体「亀阜おやじの会」が設置した。同校やPTA、地元コミュニティー協会とも連携しながら設置を進め、12月15日に点灯を始めた。 20日には18時30分から亀阜おやじの会メンバーや、市原茂幹校長をはじめとする同校の関係者、生徒らが集まり「再点灯式」を開いた。同会代表の天野雄一朗さんは「コミュニティー協議会の支援を受けて設置した。防犯だけでなく、子どもたちをわくわくさせるものになれば」と話す。 イベントの合間には、今月8日に亡くなった初代代表・川原哲也さんをしのぶ場面もあった。天野さんは「2015(平成27)年の設立以来、川原さんを中心に当団体は『明日の亀阜を少しでも良くしよう』とさまざまな活動を行ってきた。このイルミネーションも以前から川原さんと付けたいと言っていたもの。この明かりには小学校や子どもたち、当団体の道しるべになってほしいとの願いも込めている。来年以降も規模を大きくして続けたい」と意気込む。 イベントに参加した同校5年の天野奏(かな)さんは「イルミネーションが始まり、いつもと違う学校の様子に驚いた。塾帰りに通る時、この場所が暗いと感じていたので明かりがともっていると安心」と笑顔を見せる。 市原校長は「子どもたちが楽しみになるもの、明るい気持ちになるようなものになったと思う。当校の近くを通る人の気持ちを明るくするものになれば」と期待を込める。 点灯時間は17時30分~22時30分。来年1月中旬までの点灯を予定する。
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