アゼルバイジャン大統領、ロシアが「偶発的」に攻撃-旅客機墜落事故
(ブルームバーグ): アゼルバイジャンのアリエフ大統領は29日、国営テレビAZTVで、25日に発生したアゼルバイジャン航空の旅客機墜落について、ロシアが「偶発的」に攻撃したとの見解を示した。ロシアに対し、事故の責任を認めるよう求めている。
アリエフ大統領は28日、ロシアのプーチン大統領と電話で会談。プーチン氏は事件が起きた事実について謝罪したが、ロシアの責任には言及しなかった。ロシア大統領府のペスコフ報道官がインタファクス通信に語ったところでは、アリエフ氏とプーチン氏は29日にも会談し、「墜落事故に関するさまざまな問題」について話し合ったという。それ以上の詳細については明らかになっていない。
アリエフ氏はAZTVに対し、「機体の一部は焼失しなかったことから、旅客機がロシアに撃たれたと公言することができる」とした上で、「攻撃が意図的だったとは言わないが、撃たれたことは確かだ」と語った。
その上でアリエフ氏は、ロシアは謝罪しているものの、自らの非を認め、罪を犯した者を処罰し、アゼルバイジャンならびに乗客・乗員に補償金を支払う必要があると指摘した。
アリエフ大統領はまた、独立した調査の実施も要求。ロシアの一部関係者は、バードストライクや機内の酸素ボンベ爆発の可能性といった「ナンセンス」な説明で事実を隠蔽(いんぺい)しようとしていると、アリエフ氏は述べた。
原題:Aliyev Says Russia Accidentally Shot Azerbaijan Airlines Jet (2)(抜粋)
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Zulfugar Agayev