BE:FIRST RYOKI&MAZZEL RYUKI、ラップでも垣根を越える 『D.U.N.K.』コラボでの活躍
1月14日、「#7 (D.U.N.K.) SKY-HI Rap collaboration」が『D.U.N.K. -DANCE UNIVERSE NEVER KILLED-』公式YouTubeチャンネルで公開された。同映像はATEEZのMINGI(ミンギ)、HONGJOONG(ホンジュン)、LIL LEAGUEの岩城星那、中村竜大、山田晃大、百田隼麻、そしてBMSG所属アーティストとしてBE:FIRSTのRYOKI、MAZZELのRYUKIが参加。『D.U.N.K. Showcase in KYOCERA DOME OSAKA』DAY1に出演していた各グループのラップに覚えのある8人と、SKY-HIでパフォーマンスを繰り広げた。その中でも、本稿ではBE:FIRST・RYOKIとMAZZEL・RYUKIに注目してみたい。 【画像】グループのYouTubeチャンネルでも存在感を発揮するBE:FIRST RYOKI パフォーマンスにおいて、RYUKIは2番手に登場。「博多の男の子」、「若さ」、「I am a rapper」など、RYUKIらしいワードが散りばめられたリリックをクールに歌ってみせた。リズム感もバッチリで、言葉数が多いにもかかわらずしっかり収めるというスキルを披露している。また、客席に向けたパフォーマンスだけでなく、カメラアピールも。その中で、ふと可愛らしい笑顔を見せるのもRYUKIらしい。決して長いパートではないが、しっかりと唯一無二のスタイルを見せつけていた。 RYOKIはLIL LEAGUEからのバトンを受け継ぐ形で登場。ステージに姿を見せた瞬間から圧倒的な存在感を放っていたのではないだろうか。低音でラップをするメンバーが多い中、RYOKIはやや高めの声でラップを披露しており、それだけで耳が奪われる。しかも、RYOKI独特の表現が加わったフロウになっているのも特徴だ。そのフロウが癖になり、もっと聴いていたいと思えてくる。
RYOKI&RYUKI、トークでも存在感を発揮
スキルフルなメンバーが集まっている中で、2人とも確実にオリジナリティを発揮していたが、動画の後半のトークパートでも盛り上げに貢献していた。例えば、「LIL LEAGUEの中間管理職、山田晃大です」と、名前とともに会社のようにグループでの役割を合わせて自己紹介するLIL LEAGUEメンバーに向かって、RYOKIは早速ツッコみ、同事務所の代表であるSKY-HIに向かって「うちも上場しておきます?」とコメント。頭の回転の速さに脱帽だ。 RYUKIもLIL LEAGUEメンバーの流れを汲み、アドリブで「MAZZELの漢気担当、RYUKIです」と自己紹介。しかし普段可愛がられることが多いため、SKY-HIから「可愛い」とイジられてキュートな一面が見えていたのも微笑ましかった。続くRYOKIもさすがで、「BE:FIRSTのマッスル担当、RYOKIです」と続け、SKY-HIのツッコミを引き出していた。さらにRYOKIは韓国を拠点に活動しているATEEZメンバーと韓国語で会話したりなど、トークパートでも輝きを見せていた。 こうして振り返ってみると、「Rap collaboration」の中でRYUKIとRYOKIは欠かせない存在と言えそうだ。これまで『D.U.N.K. -DANCE UNIVERSE NEVER KILLED-』ではダンスや歌でもコラボが多かったが、今回ラップでもグループの垣根を越えていけると証明されたのではないだろうか。これをきっかけに、BMSG所属アーティストたちがこれまで以上に幅広いアーティストと交流していく可能性も十分にある。そして、そのキーパーソンとして2人が活躍していくことにも期待したい。
高橋梓