「がむしゃらに走り続けて7年」新国立劇場バレエ団で主役に抜擢 廣川みくりさん(28)「そこにバレエがあるから」
がむらしゃらに走り続けた日々でした。そして入団7年目の去年。廣川さんはついにソロや主要な役を演じることができる階級「ソリスト」への昇格を果たしたのです。 プレッシャーもあります。そんな廣川さんがほっと一息つけるのが昼食の時間です。 (廣川みくりさん) 「朝起きてサンドウィッチ作っています。結構料理します。週のはじめ、日曜日の時間がある時とかに作り置きして、全部冷蔵庫に入れて、それを毎日ちょっとずつ食べるとか」 体調管理のため、日々の食事は自炊が基本。中でも、廣川さんのパワーの源は…。 ■「岡山に帰省のときは、お隣さんから桃をいただいて食べる」 (廣川みくりさん) 「フルーツ系は全般大好きで、帰省した時に岡山と言えば“白桃”。すごく美味しいんですよね。お隣さんから桃をいただいて食べるみたいなことがすごく多くて。岡山という場所が、私にとって憩いの場というか」 その地元・岡山で今年8月、嬉しい出来事がありました。 (会場アナウンス) 「主演デビューを果たされました、廣川みくり様」 芸術・文化活動で優れた実績を収めた人に贈られる岡山芸術文化賞で、グランプリに輝いたのです。女性バレエダンサーでは初の受賞です。 (廣川みくりさん) 「舞台とは違う緊張で、舞台は緊張するんですけど、私の場合はワクワクというか楽しみな気持ちが勝っていて、きょうは本当に緊張しました」 ■「眠れる森の美女」お客様方をときめかせるような作品に そんな廣川さんは、今は東京で、今月下旬から始まる公演の稽古に励んでいます。作品は、チャイコフスキー作曲の三大バレエの一つ「眠れる森の美女」。 バレエファンのみならず、多くの人に愛される人気の演目で、主役のオーロラ姫を演じます。 (廣川みくりさん) 「バレエの基礎的な部分が見える作品でもあるので、そこをやっぱりしっかり見直さないといけないので、そこが大変です」 この日、稽古会場に現れたのは、バレエ団を率いる吉田都芸術監督です。かつて、イギリスのバレエ団で20年以上、最高位のプリンシパルとして活躍を続けたダンサーから直接指導を受けています。 (吉田都芸術監督) 「自分の中でここからここまでという音楽を聞いて、ここまでを繋げる」
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