大分県立歴史博物館で「大分野球」展 甲子園に都市対抗にプロの歴史一堂に
「大分野球ー栄冠が大分に輝いたときー」が現在、宇佐市の大分県立歴史博物館(宇佐市高森、TEL 0978-37-2100)の第1・2企画展示室で開かれている。(大分経済新聞) 【写真】別府星野組に授与された「黒獅子旗」 同館の主催。多数の名だたるチームや選手を輩出してきた大分県の野球の歴史と文化を振り返る。野球殿堂博物館などから集めた約120点を展示する。 会場は、先攻・後攻とイニング数の9を合わせた11ゾーンで展開。イニング5まではチーム、イニング6以降は個人の活躍を写真と解説文を交えて紹介している。 イニング1では1949(昭和24)年の都市対抗野球で優勝した別府星野組に授与された「黒獅子旗」、エース・荒巻淳さんのサインボールなどを展示する。イニング4では大分球児の甲子園での活躍を紹介。1967(昭和42)年の選抜大会で津久見高が勝ち取った優勝メダルなどを並べている。イニング6には、プロ野球・西鉄の稲尾和久さんの1958(昭和33)年度最高殊勲選手賞トロフィーなどを展示する。 11月2日は、関連講座「大分野球概観ー20世紀前半」があった。同館の村上博秋企画普及課長が自ら集めた多数の資料をもとに明治から戦後の昭和までの大分野球について紹介。大分中(現上野丘高)の創部や松山遠征、戦前に甲子園出場を重ねた大分商、3年で活動期間を終えた星野組のエピソードなどを解説した。 16日14時から展示解説と参加者によるフリートークを行う(申込不要、要観覧料)。24日13時30分からは津久見高出身の元プロ野球選手・川崎憲次郎さんを迎えた記念講演会がある。先着200人(電話予約)で聴講は無料。 開館時間は9時~17時。観覧料は、一般=510円、大学・高校生=310円、中学生以下および土曜来館の高校生無料。月曜休館(11月4日は開館、翌5日休館)12月1日まで。
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