海外メディアはブラジルの引き分け発進とネイマール不発をバッシング!
「ブラジルは、ほぼ試合のすべてをコントロールしていた。問題は前半に先制したブラジルがリードを広げられなかったことで、ハーフタイムから、わずか5分後に、その罰を受けることになった。ブラジルは、突破を試みようと最大限の努力をしたが最前線の力に欠けた。勇気あるスイスは引き分けに十分な戦いをした」とスイスの守備を絶賛。「スタンドに点在していたスイス代表の大勢のサポーターたちは、お互いに抱き合い、喜びと安堵に包まれた。ブラジルとワールドカップで引き分けることは、(グループリーグを突破するために)どうしても必要としてきたものだった」と、試合後の様子を伝えた。 またアルゼンチンがメッシのPK失敗でアイスランドと引き分け、前大会覇者のドイツがメキシコに敗れるなど、番狂わせが続いている今大会の流れにも注目。 「この試合は、ワールドカップ優勝候補による、もう1つの失望させる結果になった。ただサポーターを喜ばせる試合内容は、ここまで素晴らしいワールドカップとなっていて、日曜日の試合も、その素晴らしい大会に加えるにふさわしい結果となった」と、V候補のブラジルを苦しめたスイスの健闘を称えた。 ニューヨークタイムズ紙も「ブラジルにとって落胆のスタートとなった。サポーターたちの気持ちが落ち着かないワールドカップ初戦で、ブラジルの傑出した攻撃陣は多くのゴールチャンスをつくり出したが、1ゴールのみに終わり、残念ながらスイスに引き分けた」と伝えた。「南米の選手たちはプレッシャーをかけ続け、スイスの6本に対し21本のシュートを浴びせた。だが、枠に飛んだブラジルのシュートは、わずか5本と少な過ぎた。スイスGKのヤン・ゾマーの印象的な好守備もあった」と試合を分析した。 ブラジルの次戦は22日のコスタリカ戦。スイスは同日にセルビアと対戦する。現在、グループEは、セルビアが勝ち点3で首位。勝ち点1のブラジルとスイスが追いかける展開となっている。