シッティングバレーで交流 座って競技、魅力に触れる 笠利町・赤木名中
鹿児島県奄美市笠利町の赤木名中学校体育館で23日、座った状態で競技するシッティングバレーボールの体験交流会があった。東京都シッティングバレーボール協会のメンバーと同校バレーボール部の部員、部員の保護者らが競技を通じて交流し、その魅力に触れた。 シッティングバレーボールは座った状態でプレーする6人制バレーボールで、足に障がいのある人なども楽しめる。通常よりもネットが極端に低く、コートも狭い。プレー中におしりがコートから離れると反則になる。パラリンピックの正式種目となっている。 同協会は体験交流会を通じて競技の普及に取り組んでおり、23日はメンバー12人が奄美大島へ来島。 赤木名中ではストレッチの後、おしりをコートにつけた状態で素早く動いたり、上半身の力だけでスパイクやサーブを打つ練習などをした。後半は2チームに分かれて試合を行った。 同協会の別府遥副会長は「コート面積が狭く、床面に近い位置でプレーするためボールスピードが体感として速いことなどが魅力の一つ。奄美大島はバレーボールへの熱が強く、競技者も多い。ぜひシッティングバレーボールの楽しさも知ってほしい」と話した。 生徒の一人は「ネットが低い分、ボールを拾い相手コートに返しやすいところなどが面白いと感じた。優しく教えていただき、楽しかった」と笑顔で話した。