秋の花“コスモス”がまんのう町の国営公園で見頃も…イノシシ被害で例年より5万本減 香川
KSB瀬戸内海放送
秋を代表する花「コスモス」が香川県まんのう町の国営公園で見頃を迎えています。しかし2024年はイノシシによる被害も出ています。 【写真】荒らされた畑
香川県まんのう町の国営讃岐まんのう公園では、キバナコスモスが見頃を迎えています。 (山下佳乃リポート) 「明るい黄色で、見ているだけで元気がもらえます。また、風が吹くと花びらがポンポンとはねるように見えて、なんともかわいらしいです」 レモンのような色合いをしている「レモンブライト」という品種で、約1万5000本が園内を彩っています。 コスモスの近くには滝があり、目と耳で楽しむことができます。 (山下佳乃リポート) 「こちらでは、紫や白色のコスモスを楽しめます。ただ、場所によって花びらのつき方が違ったり、畑に隙間ができたりしています」 ■イノシシが畑の半分を荒らす (国営讃岐まんのう公園/福好珠季さん) 「イノシシのウリボウが、所々、花を荒らしてしまっている状況です」 園内の別の場所にも約3200平方メートルのコスモス畑があり、色とりどりの品種を植えています。 しかし8~9月にかけて、イノシシによって畑が荒らされました。その範囲は、畑の半分ほど。食べ物を求めてやってきたとみています。 花の植え替えなどをしていますが、例年と比べて5万本ほど少なくなり、生育も2週間ほど遅れているということです。 (国営讃岐まんのう公園/福好珠季さん) 「悲しい以外はないですね」 イノシシの目撃情報は急増しています。 香川県によりますと、2024年4月から8月までに県内でイノシシが出没した件数は110件で、2023年の同じ時期の約2.5倍です。9月に入ってからも、例年より多いということです。 国営讃岐まんのう公園では、畑の周りにネットを張ったりおりを設置したりして、対応をとっています。 (国営讃岐まんのう公園/福好珠季さん) 「被害がありましたが、お客さんにとって満足してもらえるように努力を進めて参りたいと思います」
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