復興の思い込めたパン販売 福島商高商品開発同好会 福島県国見町
福島市の福島商高商品開発同好会の生徒は21、22の両日、国見町の道の駅国見あつかしの郷で、自分たちが商品開発したパンを販売した。 同好会は今年度発足した部活動。生徒9人が「福島県の復興のために」をテーマにパン作りに取り組んだ。福島市のモモをあんに用い、吾妻小富士の雪うさぎをモチーフにした「ふくうさぎ」、縁起物の「ふくろう」を表した「福ろうぱん」、校舎をパッケージに描いた「満福パン」の3種類を考案した。 満福パンは5年の賞味期限があり、非常食として活用できるという。商品製造には市内のパン店「ぴんぽんぱん」などが協力した。 商品は同校購買部で扱っている他、道の駅ふくしまや県外でも今後、販売する。復興支援として、売り上げの10%を浪江町などに寄付する予定という。 部長の関口凱喜(よしき)さん(経営ビジネス科3年)は「元気な福島を全国に発信して、風評被害払拭につなげたい」と語った。
(県北版)