チューブを気管ではなく誤って食道へ・・・呼吸困難患者の救急対応時にミス 患者はその後死亡確認も医師は因果関係なしと判断(山形)
酒田地区広域行政組合消防本部は、おととい、呼吸困難となった患者を救急対応した際、気管に挿入するチューブを誤って食道に入れるミスがあったと発表しました。 患者は搬送先で死亡が確認されましたが、ミスとの因果関係はないとしています。 酒田地区広域行政組合消防本部によりますと、おとといの夜、酒田市に住む80代男性が自宅の寝室で呼吸困難が続いているなどと家族から通報を受けました。 救急隊員が駆けつけたところ、男性は呼吸と心臓が停止していて、口の中には嘔吐物があったということです。 40代の男性救急救命士が医師の指示を受けて気道を確保するためのチューブを挿入しましたが、気管ではなく、誤って食道に入れたということです。 男性は通報から45分後に病院に到着し、そこでミスがわかりました。 男性はその後、死亡が確認されましたが、病院の医師は、チューブを食道に入れたこととの因果関係はないと判断しているということです。 酒田地区広域行政組合消防本部の齊藤政晴消防長は、「このような事故を起こさないよう事案を検証し、職員一丸となって再発防止に取り組む」とコメントしています。
テレビユー山形
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