“コパ・アメリカMVP”ハメスの獲得が噂されるラツィオ…ファビアーニSD「契約することに興味すらない」
ラツィオのアンジェロ・マリアーノ・ファビアーニSD(スポーツディレクター)が、今夏での獲得が噂されるコロンビア代表MFハメス・ロドリゲス(サンパウロ)について言及した。8月1日、フランスメディア『フット・メルカート』がコメントを伝えている。 現在33歳のハメスは、2006年に母国コロンビアのエンビガドでプロデビューを飾り、2008年にアルゼンチンのバンフィエルドへと加入。2010年夏に加わったポルトで世界的な評価を高め、2013年夏には移籍金4500万ユーロ(約73億円)でモナコに完全移籍した。FIFAワールドカップブラジル2014での活躍が認められ、2014年夏にレアル・マドリードへとステップアップするが、ポジションを失ったことで2017年7月にはバイエルンへの移籍を決断。以降はエヴァートン、アル・ヤーラン、オリンピアコスでのプレーを経て、2023年7月からサンパウロに所属している。 サンパウロでは、加入から公式戦22試合出場2ゴール4アシストにとどまっているハメス。リーグ戦ではベンチスタートが続くなど厳しい状況が続いていた同選手だったが、コロンビア代表の一員として臨んだコパ・アメリカ2024では圧巻のパフォーマンスを披露し、6試合出場1ゴール6アシストをマークして大会最優秀選手賞(MVP)に輝いた。 今夏での欧州復帰を希望していると報じられるハメスには、ラ・リーガの複数クラブが関心を寄せている模様。また、セリエAのラツィオも同選手の移籍先候補に挙げられており、今後の動向に注目が集まっていた。 そんななか、イタリアの放送局『ラジオ・セイ』に出演したファビアーニSDが、獲得の可能性が報じられたハメスについて言及。「私はハメス・ロドリゲスとは絶対に契約しないし不可能だ。噂は嘘だ」と述べつつ、「彼は33歳で、ここ数年は12、13試合以上出場したことがない。コパ・アメリカでは良いプレーをしたが、我々はハメスと契約することに興味すらない」と笑いながら報道を一蹴している。
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